チェンは二軍で2勝2敗、防御率1.80

首位・阪神は29日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)にチェン・ウェインが初先発する。台湾から来日して中日入りし、2011年までに36勝1セーブ14ホールドをマークした左腕。その後、メジャーで通算59勝を挙げて昨季途中にロッテ入りし、昨オフに阪神に移籍した。ちょうど10年ぶりのセ・リーグのマウンドで古巣との対決となる。
今季はウエスタン・リーグで4試合に登板し、2勝2敗、防御率1.80。計25イニングで被安打22と打たれてはいるが、計5失点(自責点5)と結果を残してきた。
昨季はロッテで0勝3敗だったため、白星を挙げれば日本では実に10年ぶりとなる。助っ人8人態勢の阪神は外国人枠争いも熾烈なだけに、日米通算95勝左腕が存在感を示せるか注目だ。
中日・福谷浩司は左打者対策がカギ
一方、中日の先発は開幕投手を務めた福谷浩司。8回無失点で今季初勝利を挙げた22日のDeNA戦以来、中6日だ。
阪神戦は4月2日(京セラドーム大阪)に登板して5回3失点(勝敗つかず)。エラーもからんで木浪聖也、近本光司と左打者にタイムリーを浴びた。
昨季も阪神戦は1勝1敗、防御率3.20で、ボーアに2発、木浪に1発と被本塁打4本のうち3本が左打者(もう1本は陽川尚将)。ルーキー佐藤輝明を含め、左打者との対戦がカギを握りそうだ。
慶応大からドラフト1位で入団して9年目。昨季は8勝を挙げて与田剛監督の期待も大きいだけに負けられない。
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