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巨人#21 岩隈久志「日米通算170勝を積み上げた右腕」【プロ野球去り行く戦士たちvol.10】

読売ジャイアンツの岩隈久志
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ⒸSPAIA

メジャー挑戦で日本人2人目のノーヒットノーランを記録

岩隈久志は1999年のドラフト5位で近鉄に入団。プロ3年目にローテーションへ定着すると、04年には自身初の最高勝率、最多勝に輝いた。その年のオフ、球界再編に伴って新規球団の楽天に加入。チームは苦戦を強いられる中、08年には21勝を挙げて沢村賞、MVPをはじめタイトルを総なめにした。

12年からはメジャーに挑戦し、15年には日本人2人目となるノーヒットノーランを記録した。その後は度重なる故障に悩まされ、19年に日本球界復帰。しかし2年間で一軍登板なしに終わり、日米通算170勝を積み上げた右腕が現役生活に別れを告げた。

2008年は200投球回をクリアし、打たれた本塁打は3本のみ。投高打低が顕著だった11・12年で多くの投手が優れた成績を残す中、それに引けを取らない数字だ。それぞれのチームで柱としての地位を築いてきた右腕が、ひときわ輝きを放ったシーズンだった。

2000~20年NPB:被本塁打率ランキングⒸSPAIA

226試合1541回1175奪三振

■プロフィール
14年目 39歳 投手
1999年ドラフト5位
堀越高-近鉄-オリックス-楽天-マリナーズ-巨人

■通算成績
226試合 107勝 69敗 1541回 1175奪三振 防御率3.25

■主な獲得タイトル
最高勝率投手(04・08年)、最優秀防御率(08年)、最多勝利(04・08年)、最優秀選手(08年)、ベストナイン(04・08年)、沢村賞(08年)

企画・監修:データスタジアム

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