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大谷翔平が満票で3度目のMVP獲得 史上初のDH専念で受賞、両リーグ制覇も

2024 11/22 12:50SPAIA編集部
2024年10月24日、ドジャースタジアムで行われたトレーニング中に取材に応じる大谷
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平、記録づくめのMVP獲得

全米野球記者協会会員の投票で決まるMLBの2024年MVP(最優秀選手)が21日(日本時間22日)発表され、ドジャースの大谷翔平投手(30)がナ・リーグで選ばれた。エンゼルス時代の2021年、2023年に続く2年連続3度目の受賞で、30人の投票者全員が1位票を投じる満票での受賞となった。DH(指名打者)専念でのMVP受賞は史上初の快挙。アメリカン・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が満票で選ばれた。

大谷は今季、54本塁打、130打点で2冠を獲得。打率3割1分、59盗塁を記録し、史上初となる「50-50」(50本塁打&50盗塁)を達成する圧巻のシーズンを送った。右肘手術の影響で打者に専念した形となったが、本塁打、出塁率(.390)、長打率(.646)でリーグトップに立つなど、打撃成績だけで十分な説得力を示した。

3度のMVP受賞は、史上最多7度のバリー・ボンズに次ぐ歴代2位タイ。また、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの両リーグでの受賞は、フランク・ロビンソン(1961年レッズ、66年オリオールズ)以来2人目となった。リーグを移籍しての2年連続受賞は史上初の快挙だ。

ドジャースは大谷の活躍もあり、リーグ最多の98勝をマーク。ワールドシリーズを制覇し、10年総額7億ドルの大型契約1年目から個人、チーム共に輝かしい成績を残した。 2位にはメッツのフランシスコ・リンドア内野手、3位にはダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手が入った。

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