MLB全球団最多14名の日本人がプレーしたメッツ
ニューヨーク・メッツは現地時間14日(日本時間15日)、藤浪晋太郎を1年契約で獲得したことを発表。現地メディアの報道によると、年俸335万ドル(約5億円)の1年契約で85万ドル(約1億2000万円)の出来高が付くという。
2022年のオフに阪神からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦に乗り出し、オークランド・アスレチックスでメジャーリーガーとしてのキャリアをスタートさせた藤浪。MLB初登板・初先発となったエンゼルス戦は3回途中8失点で敗戦投手となるホロ苦デビューとなったものの、中継ぎに転向してからは安定した投球でチームを支えた。
7月にはトレードでボルティモア・オリオールズへ移籍。メジャー1年目から2チームにまたがり64試合に登板して7勝8敗、防御率7.18という成績でオフにはFAとなっていた。
年が明けてもなかなか新天地が決まらなかった中、2月に入ってメッツが契約合意に至ったことが各所で報じられていた。獲得と正式発表に際し、メッツのデビッド・スターンズ編成部長は「藤浪をチームに迎えることをとても楽しみにしています」と喜びのコメント。チームには昨季メジャー1年目で12勝(7敗)を挙げた千賀滉大が在籍しており、日本人右腕の共闘に期待がかかる。
ちなみに、かねてからメッツは日本人選手と結びつきの強いチームとして知られ、これまで契約を結んでMLBで出場した日本人は1997年の柏田貴史にはじまり、昨季の千賀までで総勢14名に上る。藤浪も無事に移籍後初登板を果たし、15人目の選手となれるのか。こちらも注目だ。
【関連記事】
・井端監督「大学ジャパンの4番打者はプロで活躍」を検証 2014年以降の国際大会で4番を務めた打者の“その後”
・『カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表』出場選手と放送予定
・糸井嘉男氏がアジアプロ野球チャンピオンシップ優勝の侍ジャパンに感じた大いなる可能性