嶋基宏コーチがヘッド兼任に
セ・リーグ3連覇を目指して臨んだ今季は、まさかの5位に終わったヤクルト。5年目となる来季もチームの指揮を執ることが決まった高津臣吾監督の下、覇権奪回を狙う2024年のコーチングスタッフを紹介する。
新任コーチはおらず、バッテリーコーチ兼作戦補佐だった嶋基宏コーチがヘッド兼バッテリーコーチに昇格。大松尚逸打撃コーチもチーフ格へ昇格し、福川将和野手コーチ補佐が打撃コーチ、松元ユウイチ作戦コーチは外野守備走塁兼作戦コーチへそれぞれ配置転換えとなった。
伊藤智仁、石井弘寿両投手コーチ、杉村繁打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチは留任している。
投手コーチに球団OB正田樹氏が就任
二軍は池山隆寛監督が5年連続で指揮を執る。コーチングスタッフは以下の通り。
投手コーチには2012、2013年に球団に所属していた正田樹氏が就任した。桐生第一高3年時の1999年に夏の甲子園を制し、優勝投手となった左腕は同年ドラフト1位で日本ハムに入団。3年目には9勝を挙げて新人王に輝いた。
2007、2008年は阪神に所属し、2009年からは台湾球界、レッドソックス傘下と海外球団を渡り歩いた。2011年はBCリーグ・新潟、2012年からは2年間ヤクルトでプレー後、台湾球界を経て、2014年から四国IL・愛媛に所属。今季も投手コーチ兼任で現役としてプレーし、11月6日に現役引退を発表していた。
新任は正田コーチのみ。城石憲之二軍チーフ兼守備走塁コーチが総合コーチに就任し、河田雄祐一軍外野守備走塁コーチが二軍へ配置転換となり、土橋勝征育成チーフコーチが内野守備走塁部門も兼務する。
小野寺力、松岡健一両投手コーチ、宮出隆自、畠山和洋両打撃コーチ、衣川篤史バッテリーコーチ、山本哲哉投手謙育成投手コーチは留任。尾花高夫投手チーフコーチは退団となった。
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