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第55回明治神宮野球大会高校の部決勝が25日、神宮球場で行われ、関東大会優勝の横浜が4－3で中国大会優勝の広島商を下し、27年ぶり2回目の優勝を果たした。
試合は初回に横浜が小野舜友のタイムリーで2点を先制し、2回にも阿部葉太の二塁打で2点を追加。投げては、身長185センチのスーパー1年生右腕・織田翔希が9回途中まで投げて5安打、8奪三振、3失点と好投し、最後を左腕・奥村頼人が締めた。
横浜が前回優勝した1997年は松坂大輔を擁した最強チームで、翌年の甲子園で春夏連覇を達成。秋の国体も制して公式戦44連勝をマークした。今年の横浜も戦力が充実しており、来年の甲子園が楽しみだ。
横浜が優勝したことで2025年センバツの「神宮大会枠」1枠は関東に付与される。元々は関東4校、東京1校、関東と東京の比較で1校の割り振り。そこに「神宮大会枠」の1校がプラスされて計7校出場できることになった。
横浜はもちろん、関東大会準優勝の健大高崎（群馬1位）、ベスト4入りした浦和実（埼玉1位）と千葉黎明（千葉1位）の計4校は出場濃厚。東京大会優勝の二松学舎大付もセンバツ当確となっている。
残る2つのイスを巡って、東京大会準優勝の早稲田実と関東大会ベスト8で敗れた計5校が争う格好。関東6校、東京1校と偏った選出になるとは考えにくく、早稲田実は東京大会決勝で二松学舎大付と延長12回の激闘を演じたこともあり、早稲田実が選ばれる可能性が高いと見る。
関東勢では茨城大会優勝のつくば秀英、関東大会初戦で東海大相模（神奈川2位）を下した山梨学院（山梨1位）が有力か。準々決勝で横浜と接戦を演じた東農大二（群馬2位）も候補に挙がりそうだ。
97回目のセンバツは例年と同じ32校が出場。2025年1月24日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月7日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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