関東第一が京都国際がと頂上決戦
第106回全国高校野球選手権大会は23日の決勝を残すのみとなった。全国の頂点を争うのは関東第一(東東京)と京都国際(京都)。どちらが勝っても初優勝となる。
東京勢と京都勢が決勝で対戦するのは初めて。首都vs古都という点でも興味深い対決だ。
東京勢が夏の甲子園で決勝進出したのは過去10回あり7勝3敗。7回の優勝は、大阪(14回)、和歌山、神奈川、愛知(8回)に次いで広島、兵庫と並んで全国5位となっている。これまでの東京勢の決勝戦成績は下の通りだ。
第106回全国高校野球選手権大会は23日の決勝を残すのみとなった。全国の頂点を争うのは関東第一(東東京)と京都国際(京都)。どちらが勝っても初優勝となる。
東京勢と京都勢が決勝で対戦するのは初めて。首都vs古都という点でも興味深い対決だ。
東京勢が夏の甲子園で決勝進出したのは過去10回あり7勝3敗。7回の優勝は、大阪(14回)、和歌山、神奈川、愛知(8回)に次いで広島、兵庫と並んで全国5位となっている。これまでの東京勢の決勝戦成績は下の通りだ。
東京勢の初優勝は1916年に豊中グラウンドで行われた第2回全国中等学校優勝野球大会。当時は東京にあった慶応普通部が決勝で市岡中(大阪)を6-2で下し、頂点に立った。
慶応普通部は1920年にも決勝進出したが、関西学院中に0-17と大敗。1925年には早稲田実が決勝にコマを進めたものの、水原茂のいた高松商に敗れた。
その後、センバツでは優勝するものの夏は決勝進出できない時期が続いたが、1976年に桜美林が東京勢51年ぶりに決勝進出。PL学園(大阪)に延長11回サヨナラ勝ちし、60年ぶりに東京に優勝旗を持ち帰った。
1980年には1年生エース荒木大輔を擁する早稲田実が決勝進出。しかし、愛甲猛のいた横浜に4-6で敗れ準優勝だった。
「大ちゃんフィーバー」の終わった後は、帝京の強い時代が続いた。3度目の出場だった1989年には4番でエースの吉岡雄二を擁して、決勝で大越基のいた仙台育英を下して優勝。1995年にも決勝で左腕・山本省吾を擁する星稜を下した帝京が2度目の日本一に輝いた。
2001年には日大三が近江を下して初優勝。近藤一樹、内田和也、都築克幸、千葉英貴の4人がプロ入りした。
2006年は「ハンカチ王子」と呼ばれたエース斎藤佑樹を擁する早稲田実が全国制覇。決勝は駒大苫小牧・田中将大と投げ合い、延長15回、1-1で引き分け再試合となった末の優勝で、ハンカチフィーバーは社会現象となった。
2011年には髙山俊、横尾俊建らを擁した強打の日大三が2回目の優勝。北條史也、田村龍弘が2年生だった光星学院(現八戸学院光星)に11-0の大勝だった。
2024年、関東第一は東京勢として13年ぶり、東東京としては1995年の帝京以来29年ぶりの決勝進出となった。3回戦の明徳義塾戦、準々決勝の東海大相模戦、準決勝の神村学園戦と全て1点差ゲームを制している。決勝も接戦に持ち込み、東京勢8回目の優勝を果たせるか。
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