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【高校野球】京都勢の夏の甲子園決勝戦成績 決勝4連敗中の古都に68年ぶり優勝旗が渡るか

2024 8/22 18:00SPAIA編集部
阪神甲子園球場,Ⓒbeeboys/Shutterstock.com
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京都国際が関東第一と頂上決戦

第106回全国高校野球選手権大会は23日の決勝を残すのみとなった。全国の頂点を争うのは関東第一(東東京)と京都国際(京都)。どちらが勝っても初優勝となる。

東京勢と京都勢が決勝で対戦するのは初めて。首都vs古都という点でも興味深い対決だ。

京都勢が夏の甲子園で決勝進出したのは過去13回あり4勝9敗。あと一歩で涙を呑んだ学校が多く、最後に深紅の大優勝旗をつかんだのは1956年の平安(現龍谷大平安)が最後となっている。これまでの京都勢の決勝戦成績は下の通りだ。

夏の甲子園決勝の京都勢成績

京都二中が初代王者、平安が3度の全国制覇

大阪・豊中グラウンドで行われた第1回全国中等学校優勝野球大会を制したのは京都二中(現鳥羽)だった。秋田中との決勝は延長13回の激闘となり、2-1でサヨナラ勝ち。見事、初代王者に輝いた。

1921年には京都一商(現西京)が決勝進出したものの和歌山中(現桐蔭)に敗れて準優勝。1928、1933、1936年には平安中がいずれも決勝で敗れた。

京都に2度目の優勝旗を持ち帰ったのは1938年の平安中だった。決勝は岐阜商(現県岐阜商)に2-1で逆転サヨナラ勝ち。2年前に敗れた相手にリベンジし、4度目の決勝で悲願の初優勝を果たした。

戦後初めての大会として西宮球場で行われた1946年は、京都二中が第1回大会以来の決勝進出。しかし、浪華商のエース平古場昭二を攻略できず完封負けした。

その後、学制改革で中等学校から高等学校となり、1951年には平安が熊谷(埼玉)を下して2度目の優勝。1956年にも平安が岐阜商を再び破って3度目の全国制覇を果たした。早稲田実の王貞治が1年生として初めて甲子園に出場した夏だった。

金村義明、松坂大輔、田中将大らの前に涙を呑んだ京都勢

平安以来25年ぶりに決勝進出したのが1981年の京都商(現京都先端科学大附属高)。決勝では後にプロで活躍する金村義明を擁した報徳学園に0-2で敗れ、頂点には届かなかった。

1997年には左腕・川口知哉を擁する平安が決勝進出。しかし、中谷仁らのいた智弁和歌山に6-3で敗れ、涙を呑んだ。

翌1998年も京都成章がスラッガー・古木克明のいた豊田大谷を準決勝で撃破。しかし、決勝では横浜・松坂大輔にノーヒットノーランを喫し、京都代表としては2年連続準優勝に終わった。

2005年には京都外大西が初の決勝進出。しかし、田中将大が2年生だった駒大苫小牧に3-5で敗れ、あと一歩及ばなかった。

2024年、100年目の甲子園で決勝に進出した京都国際は2回戦の新潟産大付戦から3回戦の西日本短大付戦、準々決勝の智弁学園戦と3試合連続完封勝ち。好投手・中崎琉生を擁して5試合で22得点5失点と強い勝ちっぷりを見せている。京都勢として68年ぶりの優勝を果たすか注目だ。

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