金足農が秋田商の追撃振り切り7度目V
第106回全国高校野球選手権秋田大会決勝が21日、秋田市のさきがけ八橋球場で行われ、金足農が秋田商を6-5で下して6年ぶり7回目の甲子園出場を決めた。
金足農は2回に3点を先制すると、2018年夏の甲子園で準優勝した時のエースで、現オリックスの吉田輝星の弟・吉田大輝が154球完投。突き放せば迫られる白熱の好ゲームを制した。
試合終了後は6年前にすっかりお馴染みになった、胸を反らせて高らかに歌う「全力校歌」。2018年に“金農旋風”を巻き起こした紫のユニフォームが甲子園に帰ってくる。
興南は快進撃エナジックスポーツにサヨナラ勝ち
沖縄大会でも決勝が沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、興南がエナジックスポーツに延長10回、4-3でサヨナラ勝ちし、2年ぶり14回目の甲子園出場を決めた。
試合は興南が2回に1点、3回に2点を奪ったが、エナジックスポーツに7回に3点を献上して同点。タイブレークの延長10回裏、嘉数大毅のサヨナラタイムリーでケリをつけた。
興南は2010年に春夏連覇を果たした強豪。快進撃を続けた新鋭・エナジックの挑戦を、南国の名将・我喜屋優監督が退ける格好となった。
3回戦で昨年春夏連続甲子園に出場した沖縄尚学に7回コールド勝ちするなど、創部3年目で決勝まで勝ち上がったエナジックスポーツはあと一歩届かなかった。
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