PL学園は歴代3位の甲子園通算96勝
第104回全国高等学校野球選手権大会で優勝候補の筆頭・大阪桐蔭が順当に勝ち上がっている。初戦は旭川大高(北北海道)に先制されながらも逆転勝ち。2回戦は聖望学園(埼玉)に19-0の大勝だった。3回戦は二松学舎大付(東東京)と対戦する。
大阪桐蔭がよく比較されるのが、かつて同じ大阪の強豪として無敵を誇ったPL学園だ。全盛期のPLと大阪桐蔭ではどちらが強いのか。毎年選手が入れ替わる高校を時空を超えて比較するのは難しいが、トータルでひとつの指標となるのは甲子園通算勝利数だろう。2022年8月15日現在のランキングは以下の通りとなっている。
1位 中京大中京(愛知)136勝 優勝11回
2位 龍谷大平安(京都)103勝 優勝4回
3位 PL学園(大阪)96勝 優勝7回
4位 県岐阜商(岐阜)87勝 優勝4回
5位 松山商(愛媛)80勝 優勝7回
6位 天理(奈良)79勝 優勝3回
7位 東邦(愛知)75勝 優勝5回
8位 広陵(広島)73勝 優勝3回
9位 大阪桐蔭(大阪)71勝 優勝9回
10位 智弁和歌山(和歌山)70勝 優勝4回
PL学園はセンバツと選手権で各48勝、計96勝で歴代3位。一方の大阪桐蔭はセンバツで31勝、選手権で40勝を挙げており、歴代9位の計71勝だ。
大阪桐蔭の西谷浩一監督は歴代2位の甲子園通算63勝で、PL黄金時代を率いた中村順司監督の58勝をすでに上回っているものの、学校全体で見ればまだ数字上は超えていないことになる。