西東京では日大三と東海大菅生が決勝進出
第104回全国高等学校野球選手権の地方大会が29日、各地で行われ、4校が甲子園出場を決めた。
凄絶な打ち合いとなった富山大会決勝は高岡商が氷見を12-11で下し、5大会連続22回目の甲子園出場。静岡大会では今春センバツにも出場した日大三島が静清に8-1で快勝し、33年ぶり2回目の甲子園出場を決めた。
滋賀大会ではセンバツ準優勝の近江が4-1で立命館守山を破り、4大会連続16回目の代表切符を掴んだ。プロ注目右腕の山田陽翔が9回3安打12奪三振1失点の熱投で、チームを3季連続の甲子園へと導いた。聖地では春の雪辱を晴らすとともに、悲願の滋賀県勢初制覇を目指す。
和歌山大会では昨夏の全国覇者・智弁和歌山が7-2で桐蔭を下し、5大会連続26回目の甲子園出場を決めた。この春のセンバツ出場こそ逃したが、春季近畿大会決勝ではセンバツ優勝校の大阪桐蔭を破るなど、甲子園夏連覇へ向け地力をつけてきた。史上7校目の偉業達成なるか注目だ。
また、西東京大会では日大三と東海大菅生が決勝に進出。大阪大会では、履正社と3回目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が決勝へとコマを進めた。宿命のライバルが2013年以来、9年ぶりに決勝の舞台で激突する。
全国選手権大会は8月6日(土)から甲子園球場で行われる。各地方大会の結果は以下の通り。
【西東京】▽準決勝
日大三 12-1 富士森
国士舘 3-4 東海大菅生
【富山】▽決勝
氷見 11-12 高岡商
【静岡】▽決勝
静清 1-8 日大三島
【滋賀】▽決勝
近江 4-1 立命館守山
【大阪】▽準決勝
関西創価 2-3 履正社
大阪桐蔭 8-0 上宮
【和歌山】▽決勝
桐蔭 2-7 智弁和歌山
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