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WBC戦う侍ジャパンの背番号「17」は誰の手に? 代表選出の大谷翔平が「16」ユニ姿披露で議論呼ぶ

2023 1/7 11:00SPAIA編集部
エンゼルスでは「17」を付けている大谷翔平,ⒸSPAIA
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Ⓒゲッティイメージズ

エンゼルスでは「17」背負う大谷翔平

野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が6日、東京都内で記者会見を行い、3月に開催される第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)に臨む代表メンバーの一部となる12人を先行発表した。

今回選出された選手と背番号は以下の通り。

〇WBC侍ジャパン1次メンバー(背番号/選手名/所属)
2/源田壮亮/西武
3/牧秀悟/DeNA
8/近藤健介/ソフトバンク
10/甲斐拓也/ソフトバンク
11/ダルビッシュ有/パドレス
12/戸郷翔征/巨人
14/佐々木朗希/ロッテ
16/大谷翔平/エンゼルス
18/山本由伸/オリックス
21/今永昇太/DeNA
51/鈴木誠也/カブス
55/村上宗隆/ヤクルト

メンバー入りしたエンゼルスの大谷翔平投手(28)もサプライズで登場する豪華な記者会見となったが、同時に発表された背番号に関して議論を呼んでいる。現在所属するエンゼルスで「17」を背負っている大谷の背番号が「16」と発表されたからだ。しかも、今回発表された選手の中で「17」を着用する選手もいなかったのが拍車をかけた。

会見でも背番号が「16」となった理由について大谷へ質問が飛んだが、「背番号は自分自身であまり大きなこだわりはないんですけど、前回出られなかったのが一番かなと。それまではずっとジャパンでは16番をつけてきたので、自分にとって日本代表は16番という印象が強いです」と本人は気にも留めていなかった様子。

日本代表で「16」を付けることになった経緯に関しても「何ですかね、先輩優先みたいな(笑)。野球界あるあるですけどね。そういうところがあるので、僕は背番号にこだわりないですし、偉大な先輩方に良い番号を付けていただいたらなという感じですかね」と背番号にこだわりはないようだった。

また、栗山監督にも今後「17」を背負う予定の選手が選出される可能性について質問が及んだが、「17番だからということではなくて、誰かが付けるんじゃないかなと思いますけど」と明言を避けた。

過去のWBCメンバーの背番号「17」は?

大谷だけでなく、ロッテで「17」を背負っている佐々木朗希も今回「14」と発表されていることからも、今後メンバー入りする選手の中に、所属球団で「17」を背負っている選手がいる可能性は高い。昨秋開催された侍ジャパンシリーズ2022・オーストラリア戦では、日本ハムの伊藤大海が背負っており、最有力候補と言っていいだろう。

では、歴代のWBCメンバーではどのような選手たちが「17」を背負っていたのだろうか。振り返ってみると、以下の通りだった。

第1回(2006) 福留孝介/中日「1」
第2回(2009) -
第3回(2013) 田中将大/楽天「18」
第4回(2017) 藤浪晋太郎/阪神「19」
※「」内数字は当時所属チームでの背番号

着用する選手がいなかった第2回大会を除き、残りの3大会ではいずれも所属チームで「17」以外を背負っていた選手が着用していた。大谷が今回の会見で発言していたように、侍ジャパンでは所属球団での背番号が被った場合、年功序列で番号が決まり、年下の選手は空き番号から選択するのが慣例となっている。そのため、当時若手だった3選手が「17」を着用する形となったようだ。

3月に迫った第5回WBCを戦う最終メンバー30人は、1月下旬に発表される予定。残り18人の名前とともに、誰が背番号「17」を着用するのかにも注目が集まる。

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