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94回目の箱根を制するのはどこか 有力校、注目選手をさぐる(7)


マラソン

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94回目の箱根を制するのはどこか 有力校、注目選手をさぐる(6)

 2018年の箱根駅伝は、4連覇を狙う青山学院大、今年の出雲駅伝優勝で2年生に力のある選手をそろえた東海大、全日本大学駅伝で20年ぶりに頂点に立った神奈川大の3強というのが、大方の予想だ。

 しかし、平成以降の大学駅伝界を引っ張ってきた二つの大学を忘れてはいけない。過去10年で4度の優勝を誇る東洋大と、2000年以降で6度優勝している駒沢大だ。

来季以降を見すえた東洋大

 箱根の前哨戦とも言える11月に行われた全日本大学駅伝。その前半の主役は東洋大だった。1区で先頭に立つと、6区途中まで首位を堅持。前評判を覆す走りで大会を盛り上げた。「見せ場はつくった」と酒井俊幸監督は振り返る。

 力を発揮したのは若い選手たちだった。1区で2年生の相沢晃が区間賞を獲得。2区は2年生の渡辺奏太が区間2位、3区は日本インカレの1万メートルで日本選手トップの3位に入った1年生の西山和弥が区間賞を獲得した。勢いは続き、4区で3年生の山本修二も区間賞、5区は2年生の山本駆が区間5位と粘った。6、7区は苦しんだが、最終8区は1年生の吉川洋次が区間4位で粘り、5位でゴールした。

 全日本では4年生が1人も走らなかった。一方で1年生を3人、2年生を3人起用。言い方は良くないかもしれないが、今年は我慢しながら、来季以降のことを考えた布陣だった。「今後を見すえた戦いでしたね」と聞くと、酒井監督も「そうです」とうなずいた。

 柏原竜二、設楽兄弟らを擁し、一時は黄金時代を築いた東洋大だが、青山学院大や明治大が台頭してくると、スカウトに苦しむようになった。そんな中、現在の1、2年生には力のある選手がいる。指揮官はそこにかけているのだろう。

 その流れは今回の箱根でも変わらない。12月10日に発表された16人のエントリー中、1、2年生が12人を占め、箱根経験者はわずか3人しかいない。4年生は1人だけ。前回大会9区区間賞で4年生の野村峻哉もメンバーから漏れた。12月29日に発表された区間エントリーをみると、10区間中、1年生4人と2年生が4人ずつ、3年生と4年生が1人ずつ。エース格の3年生山本は補欠に回ったが、当日の変更でどこかの区間に入ってくるだろう。いずれにせよ、酒井監督は、本気で来季以降を考えたメンバーで編成した。
一区間あたり20キロを走る箱根駅伝は、ほかの駅伝とは違って持久力と、それを養うだけの練習量が必要。2年生がチームの中心で優勝候補の東海大にも同じことが言えるが、東洋大も全日本のように若い力がそのまま箱根の結果に直結するかどうかは分からない。

 とはいえ、若い選手たちの勢いは魅力でもある。

 「その1秒をけずりだせ」

 有名な東洋大のスローガンを体現する走りができれば、「3強」を脅かす存在になり得る。

 酒井監督は言う。「最低でも3位以内。その上で王座奪還を目指す」。過去9大会連続で3位以内をキープ。今大会も3位以内となれば10年連続の3位以内ということになる。

ロードに強いWエースで勝負する駒沢大

平成の大学駅伝界の象徴的存在だった駒沢大だが、今季はふるわない。10月の出雲駅伝は7位、11月の全日本大学駅伝で見せ場をつくれずに4位に終わった。かつての勢いが、影を潜めつつある。

 だが、ロードに強い選手を育てるのがうまい大八木弘明監督の力は侮れない。そして、今季の駒沢大にも、ロードにめっぽう強い選手がいる。

 夏のユニバーシアードのハーフマラソンで金メダルを獲得した3年生の片西景と、同銀メダルで4年生の工藤有生だ。この2人で優位な状況を作り出せば、面白い存在になる。

 全日本大学駅伝では1区片西、2区に工藤を起用したが、思ったように流れを作り出せなかった。片西はトップと1秒差の区間2位とまずまずだったが、工藤は区間4位で先頭とは13秒差に開いてしまった。先行逃げ切りという大八木監督の描いたパターンは早々と崩れ去った。

 「もうちょっと2区が頑張ってくれたら」と大八木監督は悔しそうに話していた。箱根に向けては「アップダウンを含めた走り込みをしっかりやって、対策をしていく」と語った。

 箱根でも全日本同様、1区片西、2区工藤で先行逃げ切りパターンを描くかに思われたが、12月29日に発表された区間エントリーでは、片西は1区、工藤は7区に回った。往路と復路に分かれた形だ。

 大一番を前に、主将でもある工藤は頭を丸め、気合を入れた。前回の箱根は9位で8年ぶりに3位以内を逃したが、主将の思いがほかの選手にも伝われば、巻き返しは可能だ。

(続く)

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