31日号砲、日本記録更新に期待感
女子マラソンでバルセロナ五輪銀、アトランタ五輪銅メダルに輝いた有森裕子が、31日(日)に開催される「第40回大阪国際女子マラソン」の見どころを語った。
前田穂南と一山麻緒の東京五輪代表2選手が出場し、ペースメーカーに現役男子ランナーの川内優輝が起用されることから2005年に野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録更新が期待される今大会。新型コロナウィルスの感染拡大により、公道を使用せず長居公園内の周回コースに変更されたことで注目度がさらに高まっている。
有森は「今までのマラソンとまったく違う、タイムを狙うレースとしてショー的な要素も感じてもらえると楽しいだろうなと思います。ロンドンマラソンをはじめ海外のレースは大会によって趣旨や目的が違うので、その日本版がやっと出来た感じ」と期待を膨らませる。
男子ペースメーカーの起用については「引っ張ってもらう全体のペースが高速で安定するということは大きい」とメリットを挙げ、周回コースに変更となったことで「アップダウンもなく、ペース配分がすごく作りやすい。タイムを出すには最高のチャンスの大会になると思います」と日本新記録誕生の可能性に触れた。