瀬古利彦氏「2時間18分台も夢じゃない」
2021年1月31日に開催される第40回大阪国際女子マラソンの出場選手が12月22日、発表された。
注目は東京五輪代表の前田穂南と一山麻緒の直接対決。昨年9月に行われたマラソングランドチャンピオンシップに優勝し、2時間23分48秒(2018年大阪国際女子)の自己ベストを持つ前田と、今年3月の名古屋ウィメンズマラソンで自己ベストの2時間20分29秒で優勝して最後の五輪切符をつかんだ一山が、オリンピックイヤーにどんな走りを見せるのか、本番に向けて試金石のレースとなりそうだ。
会見で上映されたVTRで、前田は「まだ限界を出せていない。日本記録更新を目指して頑張ります」と伸びしろを強調すると、一山も「2時間20分29秒を切る、そこは絶対。最低ラインが自己ベスト。日本記録で走りたいですね」とハイレベルな戦いを予告した。
会見に出席した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「同じレースでライバル2人が出るというのは、いい記録が出る一番の要素。2人で40キロ地点まで行けば、2時間18分台も夢じゃない。そういうレースを期待しています」と2005年のベルリンマラソンで野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録更新に期待を寄せた。