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柔道「グランドスラム東京」にサプライズゲスト登場、12月2、3日にイベント開催

2023 11/17 11:00SPAIA編集部
井上康生,Ⓒゲッティイメージズ

Ⓒゲッティイメージズ

「長期育成指針」トークショー

全日本柔道連盟は、12月2、3日に東京体育館で開催する「グランドスラム東京」に合わせて、来場する観客と多様な柔道の価値を共有すべく、会場でイベントを実施すると発表した。

「長期育成指針」トークショーは2日14時から東京体育館アリーナ内表彰ステージで行われる。出演者は井上康生ブランディング戦略推進特別委員会委員長、石井孝法革新的パスウェイ特別委員会委員長、小山勝弘指導者養成委員会副委員長の3人で、グランドデザイン「長期育成指針」策定にいたる背景や目的、柔道界の課題や今後進むべき道などを語る。

会場内ブースでは長期育成指針の普及に向けたロゴやコンセプト、キービジュアルなどの展示も行う。石井孝法委員長のコメントは以下の通り。

「全日本柔道連盟は、柔道人口減少の問題と向き合い、長期的な成長と発展のため『長期育成指針』を策定しました。この指針は、柔道に関わる様々な課題を明文化し、それらを達成するための具体的な方向性を示しています。柔道がすべての人の心身の成長と社会的な調和を促進することに寄与し、共生社会の実現に貢献できると信じています。今回は、その一歩としてイベントを開催致します」

パラ柔道×アスリート委員会エキシビション

3日16時から東京体育館アリーナ内第3試合場では「パラ柔道×アスリート委員会エキシビション」が行われる。

出演者は佐藤雅也日本視覚障害者柔道連盟専務理事、中学生の視覚障害柔道選手男女1人ずつ、吉田優也アスリート委員長、大野陽子アスリート委員で、日本視覚障害者柔道連盟と全日本柔道連盟アスリート委員会初のコラボ企画となる。

2024年のパリパラリンピックに向けて、視覚障害者柔道のルール紹介や、アスリート委員と中学生選手によるエキシビションマッチ等を行い、競技の魅力を発信。また、組んでから始める以外に大きなルールの違いがない柔道の特性を紹介し、共生社会実現に向けたメッセージを発信するとともに、12月4日、5日に東京体育館で開催されるIBSA柔道グランプリの告知を行う。吉田優也委員長のコメントは以下の通り。

「組み合ってから始めれば、視覚障害者の方ともほとんど同じルールで競技ができるのが柔道の特徴です。今回のイベントを通して、柔道の多様性や、グランドスラム東京の翌日から開催されるIBSAグランプリ東京大会について、多くの方々に知っていただければと思います」

メダリスト×キッズ柔道家エキシビション

3日16時15分から東京体育館アリーナ内第3試合場では「メダリスト×キッズ柔道家エキシビション」が行われる。

出演者は8歳から10歳の男女1人ずつ、新井千鶴さん(三井住友海上火災保険株式会社)、サプライズゲスト(日本人男性レジェンドメダリスト)で、将来のチャンピオンを夢見るキッズ柔道家がグランドスラム東京の畳に上がり、憧れのメダリストたちと対決する。

エキシビションマッチはIJFワールド柔道ツアーのファイナルラウンドと同様の演出で実施し、撮影した映像を発信することで、レジェンド柔道家から子供たちへのエールを広く発信する。新井千鶴さんのコメントは以下の通り。

「グランドスラム東京は自身にとって思い入れが深く、高い目標を持ち果敢に挑戦する気持ちの大切さに気づかされた大会でもあります。今回、このエキシビジョンに出演させていただくにあたり、少しでも子どもたちへの刺激となり、高みを目指すきっかけになれば嬉しいです。日ごろより柔道を応援してくださるファンの皆さんと共に、柔道界を更に盛り上げていきたいと思っております」

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