トライアスロンのウェアは基本3種目同じ物を使う
これは選び方の大前提になるのですが、トライアスロンのウェアというのは、基本的に「3種目とも同じものを使う」のが一般的です。現在は種類も機能もさまざまな製品が販売されており、3種目すべてをこなせるものがあるのです。それが「トライアスロンウェア」です。
着替えない分だけ、タイムも縮まりますし、何より楽ですよね。ですから、基本的には3種目通しで使えるものを買えば問題ないのです。ただ、これは参加するトライアスロン大会のルールによっても違いがあります。詳しくは次項以降をご覧ください。
注意!ルールによってはウェアが異なります
トライアスロン大会によっては、ルールによってウェアの可否があり、そもそも着替えの可否自体も違ってきます。特にスイムにおいては、「ウェットスーツ着用義務」のルールがあれば、そのルールに従わなければ参加できません。スイムでのウェットスーツ着用は、保温性・浮力の向上などのメリットもあります。
そして、「種目ごとに着替えたいなぁ」と思ったとしても、着替える場所があるかどうかというのも懸念事項です。これも大会によりけりですが、各種目のゴール地点に更衣室が用意されている場合と、されていない場合があるのです。
それらを考えると、やはり通しで着ることのできるトライアスロンウェアが一番良いということになります。ただ、次項からは種目別に着替えると仮定して、それぞれの種目に求められるウェアの機能性・選び方をご紹介します。
要チェック!スイムのウェアの選び方
スイムで着用するのはウェットスーツになります。前述の通り、ウェットスーツは保温性・浮力の向上が主なメリットとなります。選ぶ際は、それらの機能性に加え、身体になじむかどうかなどがポイントになります。
また、ウェットスーツは着脱に手間がかかる場合が多いので、水からあがった時に脱ぎづらいとバイクへの移行がスムーズにいかず、タイムロスになります。ウェットスーツのタイプについても、大会によってルールがあるので、それらを確認した上で、着やすく脱ぎやすいものを選ぶようにしましょう。
快適性優先?バイクのウェアの選び方
トライアスロンにおいて、バイクは移動距離(走行距離)が最も長い種目になります。ロードバイクに長く乗っていると、どうしても股関節周りやお尻が痛くなってきます。そのため、ウェアも衝撃・摩擦を緩和させるパッド入りのものを選ぶとよいかもしれません。または、パッド入りの下着を着用するのもよいでしょう。
これらを加味せずにウェアを選んでしまうと、走行中に思わぬ痛みが生じ、思うようなパフォーマンスを発揮できないばかりか、競技自体が続行不能になる恐れもあります。選ぶ際は手を抜かないようにしましょう。
フィット性重視!ランのウェアの選び方
3種目の最後を飾るラン。最後ということで、疲労もかなり溜まっていることでしょう。しかし、そんなランではフィット性を重視したウェアを選ぶようにしましょう。むしろ、少し着圧を感じることができるものの方が良いかもしれません。というのも、着圧をかけることによって、身体に溜まった疲労(乳酸)などを逃がす効果や、筋肉を効率的に動かすことが期待できるからです。
トライアスロン用のウェアというものは、ぴっちりしていて慣れない人には不快かもしれません。とはいえ、最高のパフォーマンスを維持するには、ウェア選びは慎重に行いたいところです。
まとめ
トライアスロンのウェアは、基本的には3種目ずっと使うことのできる「トライアスロンウェア」を着用するのがおすすめ。
とはいえ、種目ごとでの着替えが可能であったり、こだわりがあったりする場合には、それぞれ用意しておくのもよいでしょう。
最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ウェア選びにも真剣に取り組みましょう。
また、着替えのシミュレーションをすることも忘れないでくださいね。