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【Tリーグ】女子は日本生命レッドエルフと木下アビエル神奈川が再び女王争い

卓球Tリーグの日本生命レッドエルフ、木下アビエル神奈川ⒸT.LEAGUE
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ⒸT.LEAGUE

頂上決戦は昨シーズンと同じ顔合わせに

卓球Tリーグ女子、2019-20シーズンのレギュラーシーズンが終了した。

1位 日本生命レッドエルフ     勝点51
2位 木下アビエル神奈川      勝点43
3位 トップおとめピンポンズ名古屋 勝点31
4位 日本ペイントマレッツ     勝点29

この結果、3月14日に両国国技館で行われるプレーオフファイナルは、昨シーズンに続き日本生命レッドエルフと木下アビエル神奈川の顔合わせとなった。

日本生命レッドエルフは層の厚さで連覇を目指す

昨シーズンの女王である日本生命レッドエルフが、1位通過でプレーオフファイナル行きの切符を獲得。今シーズンは、出だしの5試合で2勝3敗と苦しいスタートとなったが、そこからは12勝4敗と安定した戦いぶりを見せた。

東京オリンピック代表の#1平野美宇や昨シーズンのプレーオフファイナルで大車輪の活躍だった#18早田ひなが出場できない状況でも層の厚さを見せつけた格好だ。その筆頭格が、チームの勝ち頭である#0森さくら。シングルスは昨シーズンの5勝から14勝にジャンプアップし、気迫あふれるプレースタイルでチームを牽引した。

日本生命レッドエルフの森さくら選手Ⓒマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ

そしてチームは、ダブルスでも多彩なペアを当てる事が出来た。特にチャイニーズ・タイペイのエース#11チェン ・ズーユと韓国のエース#19チョン・ジヒ組は3戦全勝。昨年12月に行われたITTFワールドツアーグランドファイナルで女子ダブルスを制した長﨑美柚/木原美悠(木下アビエル神奈川)ペアにも、12月30日に対戦しストレート勝ちを収めている。

この試合は、ダブルスで好スタートを切った日本生命レッドエルフがそのままストレート勝ち。日本生命レッドエルフ村上恭和総監督も「相手も強いペアですが、こちらはキャリアのある韓国と台湾のエースですから、強いなと思っていました」と自信を持って送り出していた。

チェン・ズーユとチョン・ジヒはシングルスでも安定した成績を残している(チョン・ジヒは8勝4敗、チェン・ズーユは6勝2敗)。平野や早田の不在をカバーできる戦力を保持していたのだ。

ダブルスでは、#7前田美優が8勝5敗と結果を出した。このように、適材適所で力を発揮できる選手の存在は大きなことだ。早田がドイツオープン帰国後から肋間筋負傷で治療に専念しているため、最終決戦に間に合うのか微妙なところだが、レギュラーシーズン通りの力を示すことができれば、連覇の可能性は高い。

ダブルスで先行逃げ切りを図りたい木下アビエル神奈川

昨シーズンは1位通過でプレーオフファイナルへ進出するも、最終戦で敗れて涙をのんだ木下アビエル神奈川が今シーズンは2位で通過し、両国へ戻ってくる。

木下アビエル神奈川は、エースで東京オリンピック代表の#7石川佳純と昨年のITTFワールドツアーグランドファイナルで女子ダブルスを制したペアである#15長﨑美柚と#51木原美悠、世界ランキング15位(2020年 2月度)#2ドゥ・ホイカンを中心に、ここまで戦ってきた。

木下アビエル神奈川の長﨑美柚選手と木原美悠選手Ⓒマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ

石川は11勝4敗と強さを見せ、長﨑/木原ペアも5勝2敗と結果を残し、長﨑と木原はシングルスでも勝利に貢献するものの、3人に続く選手が現れていないというのも現実としてある。

日本生命レッドエルフと木下アビエル神奈川の今シーズン対戦成績は、日本生命レッドエルフの4勝3敗。ただ内訳を見ると、日本生命レッドエルフの3敗はいずれもビクトリーマッチで敗れていることに対し、木下アビエル神奈川は4敗のうち3敗が第4マッチまでに勝負をつけられている。つまり、木下アビエル神奈川はダブルスで優位に立ち、先行逃げ切りで試合を進めていきたいところだ。

石川の勝利は必須として、ダブルスで出場が有力視されている長﨑/木原ペアで勝利できるかがカギになる。ダブルスと石川のシングルスで勝利が出来れば、たとえビクトリーマッチまでもつれても、石川らが出場し勝利を手繰り寄せることも可能となる。接戦に持ち込むことが女王になる条件だ。