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ダービー・マッチを知ろう イングランドプレミアリーグ編

2017 6/30 12:56跳ねる柑橘
サッカー ボール
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マンチェスター・ダービー(ユナイテッド対シティ)

ここからは同都市内のライバル関係をご紹介しよう。
まずはマンチェスターに拠点を構える2クラブ、ユナイテッドとマンチェスター・シティ(以下シティ)がぶつかる「マンチェスター・ダービー」だ。ユナイテッドは前述のとおりプレミアリーグで最も成功を収めたクラブであり、また長らく世界的な人気を誇るクラブとして君臨し続けてきた。
そんなユナイテッドに対して、シティはサポーターから「真のマンチェスター市民のクラブ」として愛されてきた。サポーターのシティ愛は非常に強く、著名人にもファンが多い。特に「オアシス」のギャラガー兄弟は有名で、ユナイテッドへの敵対的なコメントを多く残している。
近年シティは新オーナーを迎え、その潤沢な資金力で急激に力をつけている。セルヒオ・アグエロ選手やダビド・シルバ選手を筆頭に世界トップクラスの選手を獲得し、監督にはバルセロナで数多のタイトルを獲得したペップ・グアルディオラ監督を招聘している。
こうしたシティの強化もあり、マンチェスター・ダービーはプレミアリーグ屈指の好ゲームとなっている。だが強豪としての歴史はユナイテッドに分があり、通算の戦績はユナイテッド72勝、シティ50勝、引き分けが52となっている。

マージーサイド・ダービー(リヴァプール対エヴァートン)

港湾都市リヴァプールにもライバル関係が存在する。ここには「レッズ」の愛称のリヴァプールFC以外に、「リヴァプールの青いクラブ」エヴァートンFCがある。この2クラブが衝突する試合を、リヴァプールがあるマージ―サイド州にちなみマージ―サイド・ダービーと呼ぶ。両クラブは創設も古く、トップリーグに所属し続けてきた名門。ダービーの歴史も長く、1962-63シーズンからマージーサイド・ダービーは毎年行われている。
リヴァプールでは昔から家族や友人の間で応援するクラブが異なることも多く、お互いのサポーターがスタンドで分かれずに混ざり合って応援するスタイルが続いている。このことからフレンドリー・ダービーとも呼ばれている。多くのダービー・マッチではサポーターが隔離されるのだが、このダービーではそうした措置も取られないのだ。
こう聞くと友好的なダービーかと思えるが、近年はピッチ上でも警告や退場が増えるなど、非常に白熱する危険なダービーとなっている。ライバル意識は選手にもしっかり根付いており、エヴァートン出身で現在ユナイテッドに所属するウェイン・ルーニー選手は、エヴァートンを応援するコメントをたびたび残している。
通算戦績はリヴァプールが上回っており91勝、エヴァートン66勝、ドローが71となっている。この数字もそうだが近年は特にリヴァプールが優勢で、実に2011年から不敗が続いている。

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