読売時代に隆盛を誇ったヴェルディ
Jリーグ発足後、圧倒的な強さを見せたのはやはりヴェルディ川崎だ。
日本サッカーリーグ1部時代の読売クラブの時から強かったものの、Jリーグとなってからもその強さは変わらず、ブラジルで武者修行して凱旋を果たした三浦知良選手を中心としたスター軍団が多くのサッカーファンを魅了した。
東京ヴェルディ1969となった現在はJ2で苦戦を強いられてするが、古豪クラブのJ1復帰を多くの人が期待していることだろう。
Photo by Ohmega1982 / Shutterstock.com
現在から過去に至るまでのJリーグ優勝チームの状況について、知りたいとは思わないだろうか。
本稿では、Jリーグ発足後からの優勝傾向を執筆していく。
Jリーグ発足後、圧倒的な強さを見せたのはやはりヴェルディ川崎だ。
日本サッカーリーグ1部時代の読売クラブの時から強かったものの、Jリーグとなってからもその強さは変わらず、ブラジルで武者修行して凱旋を果たした三浦知良選手を中心としたスター軍団が多くのサッカーファンを魅了した。
東京ヴェルディ1969となった現在はJ2で苦戦を強いられてするが、古豪クラブのJ1復帰を多くの人が期待していることだろう。
90年代と00年後半の主役鹿島アントラーズ
次に語るべきクラブは、ヴェルディと並んで歴代2位の優勝回数を誇る鹿島アントラーズだ。
特筆すべきはJリーグ発足後の優勝回数で、7度の優勝を全て発足後に果たしていて、これは歴代1位の記録となっている(前身の優勝を含めると1位はサンフレッチェ広島の8回)。
攻守にバランスの取れたサッカーは、今も昔も変わらず非常に魅力的なチームだ。
2009年に3連覇を果して以降優勝から遠ざかっているものの、今シーズンは前期優勝を果たしているので、年間優勝への期待が高まっている。
次は現在の最強クラブといっていいサンフレッチェ広島だ。
40年以上前に東洋工業(マツダ)が5度優勝を果たしたものの、日本サッカーリーグ1部からJリーグに至るまでは存在感があったとは言い難いクラブに甘んじていた。しかし、森保監督の優れたチーム方針とクラブを支えるFW佐藤寿人選手を中心に2012年Jリーグでの初優勝を果たすと、その後はここ4年で3度の優勝と圧倒的な強さを手に入れた。
毎年のように有力選手が引き抜かれても相変わらず強く、育成能力の高さが見て取れるクラブでもある。
ここまでは、チームに着目した傾向を書いていったが、次は条件に着目していく。
Jリーグには2部、3部リーグが存在し、1部で成績下位のチームが降格することがよく知られていることだが、実は過去に2度2部から昇格後即1部でも優勝した例がある。
2011年の柏レイソルと2014年のガンバ大阪がそれにあたり、多くの人に感動を与えることになった。
もともとは両クラブとも1部にいる期間が長いクラブではあるが、どん底を味わっても諦めず強くなれることは素晴らしい。
Jリーグの歴代優勝チームを見てみると、発足直後はヴェルディのような前身の頃から強かったクラブが優勝したり上位つけている傾向になった。
しかし、現在ではサンフレッチェ広島のようなJリーグ発足直後の前身は既に古豪になっていたクラブなども力をつけており、既にJリーグで培った力が物をいう時代になってきている。
今後どのような優勝傾向が出るかは分からないが、これからも熱い戦いが続くことは間違いないので期待したいところだ。
何が起こるかわからないのがJリーグの楽しさでもある。どんでん返しな展開にも期待したい。