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J1で16年ぶり白黒つけるか?ガンバ大阪vs東京ヴェルディ「オリジナル10東西対決」28日激突

2024 9/26 06:00SPAIA編集部
ガンバ大阪の宇佐美貴史と東京ヴェルディの山田楓喜,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

堅守のガンバと全て2得点以上で4連勝中のヴェルディ

J1リーグの2024年シーズンは今週末に第32節を迎える。2位・サンフレッチェ広島と首位・FC町田ゼルビアの首位攻防戦(エディオンピースウイング広島)に注目が集まるが、もうひとつ注目の対決がある。

28日にパナソニックスタジアム吹田で行われるガンバ大阪vs東京ヴェルディ。ここ6試合で1勝5分けと勝ち切れない5位・ガンバが、4連勝中の6位・ヴェルディをホームに迎え撃つ今回は、上位争いでお互いに譲れない一戦だ。

ガンバは20チーム中17位タイの34得点ながら、町田に次ぐ2位の25失点と堅守が持ち味。ヴェルディはともにリーグ10位の41得点41失点だが、ここ4試合は全て2点以上を奪って勝っており、さながら“盾矛対決”の様相だ。

ガンバの宇佐美貴史は、横浜FMのアンデルソン・ロペスに次いでリーグ2位のシュート数75本(9得点)。エースがゴール前で仕事をできるかがカギだろう。

ヴェルディもパリオリンピック代表の山田楓喜が前節の鳥栖戦で直接FKを決めて今季5得点目を挙げるなど波に乗っている。

ガンバからヴェルディに期限付き移籍している山見大登は出場できないが、スコットランドやポルトガルでもプレーしたガンバの食野亮太郎の弟・食野壮磨がヴェルディに所属するなど何かと興味深い一戦だ。

通算成績はヴェルディの23勝5分け16敗

ヴェルディは読売クラブ、ガンバは松下電器が前身で、ともにオリジナル10として草創期のJリーグを盛り上げた両チーム。初めて対戦した1992年9月19日のヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)では三浦知良がハットトリック、武田修宏と加藤久もゴールを決め、5-2で松木安太郎監督率いるヴェルディが釜本邦茂監督率いるガンバを下した。

その後、リーグ戦とカップ戦合わせてヴェルディが15連勝。ガンバが初めてヴェルディを破ったのは1996年4月20日のJ1第9節まで待たなければならなかった。

三浦知良に先制ゴールを決められたが、ガンバが平岡直起、森下仁志、松波正信のゴールで逆転勝ち。以降も激戦を繰り広げ、通算ではヴェルディの23勝5分け16敗となっている。

ただ、ヴェルディが長らくJ2から抜け出せなかったこともあり、J1での最後の対戦は2008年9月28日(3-1でガンバ勝利)。ガンバがJ2で戦った2013年は2試合ともドロー、ヴェルディがJ1に昇格した今年5月15日もスコアレスドローだった。

現在、勝ち点2差の両チームの対戦で白黒決着がつけば実に16年ぶり。東西の老舗クラブの対決に注目だ。

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