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【AI予想】今週のWINNER サッカー天皇杯決勝 川崎フロンターレ-柏レイソル

2023 12/9 06:00SPAIA編集部
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2023年12月9日 天皇杯決勝 川崎フロンターレ-柏レイソル AI予想

2023年12月9日 天皇杯決勝
川崎フロンターレ-柏レイソル
☆1-0 12.85%
 その他ホーム勝利 11.17%
 1-1 10.61%
 2-0 9.50%
 0-1 8.38%

WINER予想のポイント

川崎F:直近3戦連続無失点&5戦16発と攻守に絶好調、対柏も6年間負け知らず
:4戦連続で追いつかれてのドロー、リーグトップ指数のハイプレスの持続がカギに

今季終盤に調子を上げた川崎FがJ1残留を決めた粘りの柏を振り切り3年ぶりの頂点へ

準決勝で福岡を4-2で下した川崎Fと、J2熊本を4-0で一蹴した柏が激突する天皇杯決勝。互いにファイナル進出は3度目で、2度目の優勝を目論む。今季J1リーグでは前者が8位で、後者は17位だった。

双方は天皇杯で一度だけ戦った過去がある。川崎Fが悲願のリーグ初優勝を遂げた17年の準々決勝で戦い、柏がウノゼロ勝利を収めた。だがそれ以降、川崎Fは黄金期を築き、柏にとって歯が立たない相手に。リーグ戦では17年からの6年間(19年は対戦なし)、12試合連続で柏は川崎Fに勝てていないのだ(4分8敗)。

最近の調子を見ても、川崎Fは公式戦10戦無敗を続け、直近は3戦連続無失点の3連勝。攻撃でもここ5戦はACL2試合を含め計16得点(1試合平均3.2得点)と、かつての爆発力がよみがえってきた。

一方、柏は直近5戦白星がなく、4戦連続ドローでリーグ戦を終えた。その4戦中3戦で先制し、もう一つの対鳥栖は逆転に成功したが、最終的に追いつかれて引き分けに。後半の守備の耐性に課題があり、リーグ戦では8試合連続で失点を喫している。

メンバー的にも柏は厳しい。今季途中に加入し、スタメンを張ったCB犬飼智也とMF山田雄士は前所属チームで天皇杯に出場したため、決勝の舞台に立てない。また、左SBとして攻守に躍動したジエゴは、リーグ最終節での退場処分で出場停止に…。

このように川崎Fが有利なのは自明。AIも川崎Fが勝つ確率に55.87%を挙げ、柏の同確率は24.58%と低い。その中でAIが本命に推すスコアは、川崎Fの「1-0」である。

辛勝の理由として考えられるのは、リーグ第31節で両雄が対戦した際のゲーム内容。その5か月前の対戦時は柏・井原正巳監督の就任2戦目、22本ものシュートを浴び、0-2の完敗を喫した。しかし10月29日の再戦では、FWを含めた全員守備が奏功。そこからカウンターを繰り出し、結果は1-1。シュート数15対9をはじめ、30mライン進入回数、チャンス構築率などのスタッツでは柏が上で、良い守備からの良い攻撃が散見された。

それは守備がアップデートされ、高い位置でボールが奪えるようになったから。ハイプレス指数、インターセプト数でリーグ1位の数字を残したのは、その証左だ。この守備に川崎Fは手を焼きながらも1点を奪う――。これがAIの描く青写真に違いない。

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