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【ロシアW杯 代表争いウォッチ】西野新監督が始動 どうなる日本代表

2018 4/19 11:19Aki
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Ⓒゲッティイメージズ

記者会見から紐解く新体制のスタイル

4月12日、西野監督による記者会見が行われた。まず語られたのは、西野監督が取り組んでいくスタイル。ハリルホジッチ前監督が推し進めた「デュエル(決闘)」「縦」は評価しながらも、日本人選手にとって体格的、フィジカル的に難しい部分もあると語った。

必要なことは継続するが、「技術力を最大限生かしたり、組織的なところで結束して戦う強さ、化学反応をした上で戦える強さ」をベースにした「日本化したフットボール」を構築していきたいとしている。

また「選手の持っているプレーを確実に出してもらう、出させたい」とも語った。ハリルホジッチ氏が目指した「相手のストロングポイントを消す」戦い方を否定するわけではないが、これまでのファイタータイプ中心のチーム編成から、ボールプレーヤー主導のサッカーに取り組もうという狙いがありそうだ。

西野監督が繰り返し語っていたのは「チームの方向性、ベクトルが合っている」ということ。その中で感覚的にフィットしていないから「選手が力を出し切れていない」としているため、ハリルホジッチ氏がこれまで招集してきたメンバーを中心にチームが作られることになるのだろう。

継承か刷新か

就任会見から2日後の4月14日、西野監督が視察先に選んだのはヤンマースタジアム長居で行われたセレッソ大阪対FC東京戦。新たにコーチとして就任し、U-21日本代表監督でもある森保一氏と共に訪れている。

この試合を選んだのは上位対決ということもあるが、セレッソ大阪には山口蛍、杉本健勇、清武弘嗣、FC東京には丸山祐市、高萩洋次郎などハリルホジッチ氏が日本代表に招集し続けていた代表候補選手が多く在籍しているからだろう。清武を除く4人はこの試合でもフルタイム出場。負傷明けの清武は途中出場を果たした。

この両チームは、西野監督が新たに取り組むことを示唆したボールプレーヤー主導のサッカーというよりも、ハリルホジッチ氏が取り組んできた「デュエル(決闘)」「縦」の意識が強い。

ボールプレーヤーとして期待がかかる清武も、負傷明けのため長い時間プレーする可能性が低いことは西野監督も事前に把握していただろう。新戦力発掘よりも、コンディション確認が主な目的だったことが予想される。

清武や、川崎フロンターレの大島僚太など、ハリルホジッチ監督がこれまで招集してきた選手が代表を担うのか。それとも全くの新戦力を招集するのか。中村憲剛らベテラン選手の復帰はあるのか。今後の西野監督の采配に注目が集まる。


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