昨年の覇者インティは3枠5番
2月23日(日)に東京競馬場で行われるのがフェブラリーS(GⅠ ダート1600m)。今年は16頭がダート界の頂点を目指して出走する。
昨年の覇者インティは3枠5番、前走初ダートできっちり勝利し駒を進めてきたモズアスコットは6枠12番に入った。過去10年のフェブラリーSのデータを調べてみると、7、8枠でも3勝挙げており外枠不利という傾向はない。また、2着も計4回ある。
過去5年の東京ダ1600mの全成績を見ても8枠は91勝とどの枠より勝ち星が多い。7枠も81勝でこれは3位の数字。
不利と言われる外枠がこれまで成績がいいのはなぜか。考えられる理由は3つある。1つは東京ダ1600mのコースは最初のコーナーまで約600mもあるので、逃げ馬であろうと差し馬であろうと理想的なポジションを取りやすいこと。
2つ目は、かぶせられないこと。外枠は砂をかぶりにくいし、馬ごみにも入らないので、自分のリズムで競馬ができる。
3つ目が最大の理由。それは、東京ダート1600mが芝スタートなのに関係してくる。ポケットからのスタートで、内より外の方が芝を約30mも長く走れると言われている。芝を長く走れるのだから、加速が付けやすくこれはかなり有利。
「理想的なポジションを取れる」+「自分のリズムで走れる」+「芝を長く走れる」外枠は他の競馬場と違ってまさに絶好枠。今回7、8枠に入ったのが内から、デルマルーヴル、ミューチャリー、ケイティブレイブ、ワンダーリーデルと穴っぽい馬ばかり。馬券の相手に入れてみるのも面白いかも。