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ルメール騎手騎乗予定のニシノデイジーに黄色信号 菊花賞までに覚えておきたい数々のデータ

2019年菊花賞に出走予定のニシノデイジーⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

今年の菊花賞は最少馬体重更新?

10月20日(日)に京都競馬場で行われるのがクラシック三冠の最終戦、菊花賞(GⅠ 芝3000m)である。 クラシック一冠目の皐月賞は今年ぶっつけ本番で挑んだサートゥルナーリアが勝利。二冠目も狙ったサートゥルナーリアのダービーだったが、出遅れが響いて4着。それを尻目に、1枠の絶好枠からロスなく立ち回ったロジャーバローズがダービー馬の称号を手に入れた。

ただ、今年は皐月賞、ダービー馬が不在。三冠レースなのだが、ダービー馬はこれで5年連続菊花賞に出走しないこととなった。ロジャーバローズはケガで引退したので仕方がないが、三冠レースとうたっているからには少し寂しい感はある。

今年、勝敗に関わらず菊花賞の歴史を大きく変えるかもしれない馬が登録している。それがメロディーレーンだ。この馬の馬体重は前走で338キロと超小柄な馬なのである。

下記は過去の菊花賞出走した小型馬のデータだが、300キロ台の馬は今までに出走したことがない。ちなみにJRA最少馬体重記録は、2011年4月9日にグランローズが記録した330キロ。これを切ってくると、菊花賞の最少馬体重記録を更新どころか、JRA記録を更新することとなる。ただ、今のところは除外対象なので、何とか出走してほしいものだ。

歴代の小型馬の体重ⒸSPAIA

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次は年少優勝調教師記録である。これの歴代3位に食い込む可能性があるのが、ヴェロックスを送り込む中内田充正調教師。

年少優勝調教師ⒸSPAIA

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菊花賞の日で40歳と10か月を少し過ぎた年齢になる。ただ、表を見ると1位の平井調教師以外は皆、現役調教師。若くしてクラシックの1つを取る先生方の多さにはびっくりである。

過去79回の菊花賞に広げると、最年少記録は1942年ハヤタケで勝利した岩井健吉先生の29歳と4か月。少し前に田中博康先生が31歳で調教師免許を取得したことでも驚かされたが、29歳で菊花賞を取るとは今後もう破られない記録なのかもしれない。

ニシノデイジーに黄色信号?

豆知識ネタは置いておいて、馬券に直結するデータを見ていこう。下記は過去10年の菊花賞1~3着の所属別データであるが、関東馬が馬券圏内に絡んだのは2回のみ。

過去10年の菊花賞1~3着の所属ⒸSPAIA

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昨年、フィエールマン(美浦・手塚貴久厩舎)が勝ったが、その前まで関西馬が16年連続勝利。2着に至っては14年連続関西馬がその席を埋め続けている。鞍上がルメール騎手に替わるニシノデイジーあたりは人気しそうだが、昨年同様に関東馬の好走はあるのか? 続いて馬番別成績。

菊花賞の馬番別成績ⒸSPAIA

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勝率で見ると内枠、大外枠と極端な枠の馬の数字がいい。菊花賞の舞台はスタートしてすぐにコーナーが来るので、ロスなく立ち回りやすい内枠、またはゴチャつかない外枠にいる方がいいのかも。

最後に過去10年の菊花賞優勝馬の皐月賞、ダービーの成績。

菊花賞優勝馬の皐月賞・ダービー成績ⒸSPAIA

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この表を見ると皐月賞、ダービーに出走したからには勝ち負けしている馬が菊花賞馬になっている。菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われるだけあって、GⅠでも好走しているくらいの馬でないと厳しいのかも。

有力馬でこれに該当するのがヴェロックス、逆に該当しないのが皐月賞17着、ダービー5着のニシノデイジー。またまた嫌なデータが出てしまった。また、クラシック戦線に出ていない馬でも勝てるレースであることから、上り馬にも注目したい。

最後の一冠を手にするのはどの馬か?菊花賞の発走は10月20日(日)の15時40分予定。

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