過去10年の勝ち馬は8頭が重賞馬
8月18日に札幌競馬場で行われるのが札幌記念(GⅡ 芝2000m)である。メンバーを見渡すと、ダービー馬に有馬記念の勝ち馬、その他にもGⅠ馬がいて、これをGⅡと呼んでいいのか?と思うようなメンバー構成である。今年はいつにも増して豪華だが、過去10年の札幌記念の成績を見ると10頭中8頭が重賞勝ち馬。格がものをいうレースである。
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下記は人気別成績だが、さすがは格がものをいうレースだけあって1番人気の複勝率は80%。2番人気も50%あることから、人気馬の信頼度が高いレースである。
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余談だが、3番人気は馬券に絡んだのがなぜか0。今年はワグネリアンかブラストワンピースあたりが該当しそうでひそかに注目している。
前走クラス別と騎手別のデータにも特徴が
次に前走クラス別成績だが、最低でも前走、重賞に出走している馬でないと馬券圏内に入ってこない。
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最後に過去3年の札幌芝2000mの騎手別成績。
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ルメール騎手が圧倒的な数字を残している。M・デムーロ騎手も率はいい。あとは似たり寄ったりの成績である。
「重賞勝ち馬」「1番人気」「前走重賞出走馬」「ルメール騎手」に注目
まとめに入ると狙いは
「重賞勝ち馬」×「1番人気」×「前走重賞出走馬」×「ルメール騎手」
の馬である。
もうこれは逆らいようがなさそうで、皆様もおわかりかと思うがフィエールマン。はっきり言ってこの馬のことを強いと思ったことがない。なぜか考えたところ、長距離GⅠを2勝しているが、もともと長距離戦が合っておらず、能力だけでこなしている感がある。AJCCやラジオNIKKEI賞では負けてはいるが、本来は2000mくらいの瞬発力勝負がお似合いだと思っている。今回初めて洋芝を走るが、母は欧州の芝の重賞で3勝と血統的にはこなせそう。この馬の本来の力が見られるのは今回のレースなのかもしれない。
相手はワグネリアン。データ的に悪くはないし、前走がブランク明けの大阪杯(GⅠ)でしぶとく伸びて3着。初の小回りコースでのレースとなるが、ダービーでは不利な外枠を考えて、普段より前で競馬をして勝つという対応力を見せた。器用な馬なので小回りはこなせると判断。
馬券はこの2点で勝負。このレースはSPAIA予想対決対象レースなので、この2頭の馬連、ワイドを2500円ずつで勝負。ワグネリアンが不吉な3番人気にならないことを祈るのみ。
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