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抜群のレースセンスでラストドラフトが優勝! 京成杯取材レポート

ラストドラフト,ⒸSPAIA
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パドックではシークレットランが好気配

1月14日、中山競馬場で行われた京成杯(GⅢ・芝2000m)。勝利したのは、3番人気に推されたラストドラフトだった。

レース当日、SPAIA編集部では現地取材を行った。その模様を写真も交えて紹介するとともに、レースを振り返っていく。

1番人気に推されていたのは、前走の葉牡丹賞を2歳レコードで制したシークレットラン。

シークレットラン,ⒸSPAIA

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馬体重はプラス12kgと大幅に増えての出走ではあったが、毛づやが良く落ち着きも十分で好気配に映った。

ヒンドゥタイムズ,ⒸSPAIA

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その他では、新馬戦を勝利しての参戦となったヒンドゥタイムズも調子が良いように見えた。全体的に各馬落ち着いていたパドックだったと言えるだろう。

ランフォザローゼス,ⒸSPAIA

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ラストドラフト,ⒸSPAIA

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シークレットラン2,ⒸSPAIA

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その後はグランプリロードを通って、本馬場入場へ。それぞれ返し馬へと移って行った。

強かったラストドラフト

レースはカテドラルが先手を取る展開となったが、ルメール騎手騎乗のラストドラフトがその直後で折り合いを付けて追走。3番手にランフォザローゼス、シークレットランは5番手からの競馬となった。1000mの通過は1.00.1と淡々と流れる展開だった。

しかし、3コーナーでダノンラスターがまくって行くとペースアップ。シークレットランは早くもムチが入り、ジョッキーのアクションも大きくなって、いよいよ勝負どころを迎える。

馬群,ⒸSPAIA

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4コーナーから直線に向いて先頭に立ったのはラストドラフト。その外からランフォザローゼスが迫るが、ルメール騎手の左ムチが入ると、軸のブレないフォームでそのまま抜け出して快勝した。勝ち時計は2.01.2、ラストドラフトの上がりタイムは35.3だった。

ラストドラフト3,ⒸSPAIA

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ウイニングショット,ⒸSPAIA

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レース後のルメール騎手、戸田調教師ら関係者は笑顔に包まれていた。これでノヴェリスト産駒も重賞初勝利。期待されながら、なかなか活躍馬を輩出できていなかったが、今後が楽しみになる大物感溢れるレースぶりだった。

1番人気のシークレットランは、馬体増の影響もあってか、4着に終わった。長くいい脚を使うタイプなだけに、今回3コーナーで他馬に先に動かれたのは痛かった。素質は重賞でも通用するものがあるだけに、中山コースで走る際にはもう一度狙ってみたい。