「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【AI予想回顧】武豊騎手騎乗のドウデュースがダービー制覇 3重賞のKAIBA本命馬の結果は

2022 5/30 17:00SPAIA編集部
2022年日本ダービーで優勝したドウデュース,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

2:21.9のレースレコード

先週末は土曜日に葵S(GⅢ・芝1200m)、日曜日に日本ダービー(GⅠ・芝2400m)と目黒記念(GⅡ・芝2500m)の3重賞が行われた。AI予想エンジンKAIBAが本命に推奨した馬たちは結果を残すことができたのか振り返っていく。

3歳馬の頂点を決める一戦、日本ダービー。過去10年で7勝の前走皐月賞組の中でも「0.3〜0.5秒差負け」「上がり1位」「1番人気」という好データに該当していたドウデュースを本命に抜擢した。

デシエルトが主導権を奪い隊列が縦長となった中、13番枠からスタートしたドウデュースは中団馬群にいた1番人気ダノンベルーガを見る形で後方5番手を追走する。

鞍上の武豊騎手は4角で徐々に外へと持ち出し、直線に入るとゴーサイン。2番手追走から早め先頭に立ったアスクビクターモアが外に馬体を寄せてきたものの、残り200mであっさりと交わしていく。

大外から人気の一角、イクイノックスが上がり最速33.6の末脚で強襲してきたがそれを振り切り、2:21.9のレースレコードで第89代日本ダービー馬に輝いた。

武豊騎手は2013年キズナ以来9年ぶり6度目、そして馬主のキーファーズにとっては初のダービー制覇。凱旋門賞制覇という夢が膨らむ大勝利、そして再び大観衆が戻ってきた日本ダービーにふさわしいドラマチックな結末だった。

2022年日本ダービーでドウデュースに騎乗した武豊騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


予想も2着イクイノックス、3着アスクビクターモアに印を回しており、◎▲△で3連単157.7倍が的中した。

ジリジリ伸びるも6着

ダービー当日の最終レースに行われた伝統の重賞、目黒記念の本命はパラダイスリーフ。「前走上がり2位」「6歳×関東馬」「前走芝2500m×関東馬」という高い回収率を誇るデータに期待しての推奨だった。

昨年の同レース勝ち馬ウインキートスがハナを切り、2番手にバジオウという隊列でスローペース。17番枠からスタートしたパラダイスリーフは中団馬群の後ろを追走する。

一団となって最後の直線に向き、各馬は横にずらっと広がる展開。パラダイスリーフは外からジリジリと伸びてはいたが、勝ち馬から0.2秒差の6着という結果に終わった。

坂を登り切ったところで最内を粘るウインキートスの外から抜け出したのは、道中3番手からレースを進めたボッケリーニ。ハンデ57.5kgも全く苦にせず、2020年中日新聞杯以来の重賞制覇を果たした。

2022年目黒記念で優勝したボッケリーニ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


2着争いは接戦となったが、マイネルウィルトスが最後の最後でしぶとく粘るウインキートスをハナ差交わし2番人気→6番人気→8番人気で決着した。

スタートで出遅れ13着

今年からGⅢに格付けされた葵Sの本命はコラリン。過去10年で7勝の牝馬で「前走0.3〜0.5秒差負け」「前走芝1400m」「前走440〜459kg」というデータを信頼、得意の1200mに戻っての好走に期待した。

そのコラリンはスタートで出遅れ、後方14番手からのレースとなった。トップキャストが2ハロン目に10.2というラップを計測するなどハイペースで逃げたが、直線一気では厳しい馬場状態。ジリジリと追い込むも残念ながら13着と結果を残すことはできなかった。

勝利したのは中団8番手からレースを運んだウインマーベル。直線に向いてスムーズに伸びてくると、残り200mで先頭に躍り出た。1番人気に応えて後続に2馬身半差をつけての快勝。2着には間を割って伸びてきた9番人気コムストックロード、3着には4番人気ブレスレスリーと中団で流れに乗った馬たちが上位を占めた。

《関連記事》
【安田記念】ドバイ帰りシュネルマイスターに暗雲  ロータスランド、レシステンシアに激走の予感アリ!
【鳴尾記念】今年も波乱要素大! コース傾向から浮上するショウナンバルディに注目
東大HCが東京芝1600mを徹底検証

 コメント(0件)