ひと叩きされての上積みに期待
今週末の5月14、15日も3場開催。ヴィクトリアマイル、京王杯SC、京都ハイジャンプの3重賞を除いた特別戦、平場のレースの中から注目したい馬や騎手などをピックアップし紹介していく。
土曜中京11Rに行われる都大路S(リステッド・芝2000m)を2015年に勝利したエイシンヒカリはその後重賞を連勝して暮れには香港Cも制した。
今年は出走7頭とやや寂しい頭数となったが、ガロアクリークを注目馬として取り上げたい。3歳時にはスプリングSを勝利し、皐月賞でも3着となったが、昨年は春に2走(うち2021年都大路Sでは競走除外)して8ヶ月半の休養。復帰戦となった前走の中山記念では4着と格好はつけただけに、ひと叩きされての上積みができそう。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
また木曜から金曜にかけての雨の影響により、渋った馬場でのレースになる可能性もあるが、高速馬場より時計のかかる馬場が合うタイプで問題なし。久々の勝利を期待したい。
今村聖奈騎手は土日で14鞍に騎乗
先週の土曜中京5Rで鷲頭虎太騎手が勝利。今年デビュー10人の中で6人目の初勝利達成となった。残るは4人、大久保友雅騎手は前走勝ち馬から0.3秒差の4着だったリアルシング(土曜新潟8R)や近2走連続で3着となっているキゾク(日曜中京8R)に騎乗。
土田真翔騎手は土日とも2鞍ずつの騎乗だが、所属する尾形和幸厩舎の管理馬で前走2着のサノノヒーロー(日曜新潟7R)と初勝利のチャンスがありそうだ。
すでにここまで6勝、新潟開催が始まってから2勝と好調の今村聖奈騎手は、今週末は土曜8鞍、日曜6鞍で合計14鞍と多くの騎乗依頼が集まった。2週連続の勝利なるかという点でも注目だ。
調教師では通算600勝まであと1勝の手塚貴久調教師は、土曜2頭、日曜2頭を出走させる。特に日曜東京8Rのアップストリームの母はアユサン、日曜新潟3Rのハッピーバレーの父はアジアエクスプレスで手塚厩舎ゆかりの血統の馬がスタンバイしており楽しみだ。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
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