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【ヴィクトリアマイル】母系のよさを出す父キズナ スピードとパワーを併せ持つソングライン

2022 5/15 11:00SPAIA編集部
ソングライン血統,ⒸSPAIA

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母系のよさを引き出すキズナ

2022年5月15日に東京競馬場で行われる第17回ヴィクトリアマイル。ここ3年の勝ち馬は牡馬相手のGⅠも制した一流馬たち。そのうちアーモンドアイとノームコアは中距離でもGⅠを勝っているが、やはり別格の存在。基本はスピードとスタミナをバランスよく取り入れた馬が活躍の傾向となっている。

ソングライン血統の画像,ⒸSPAIA


今回注目したいのはソングライン。キズナはビアンフェ(函館SS)のようなスプリンターから、ディープボンド(阪神大賞典)のようなステイヤーまで、いろいろなタイプの産駒を輩出。初年度産駒が誕生した頃、関係者が「母系によってタイプの違う産駒が出ている」と話していたが、その通りの結果となっている。

ソングラインの母系もジューヌエコール(函館SS)やロジユニヴァース(ダービー)、ノーザンリバー(カペラS)、ランフォルセ(ダイオライト記念)と、距離や芝、ダートを問わず活躍馬を出している。母や祖母も芝、ダート問わず走った万能型。ソングライン自身も、スピードとパワーをバランスよく取り込んだ、良質のマイラーとして仕上がった。

母の父シンボリクリスエスは、ここに出走しているキズナ産駒のアカイイト(エリザベス女王杯)と同じで、昨年のヴィクトリアマイル2、3着馬(ランブリングアレー、マジックキャッスル)も同様。GⅠで存在感を増している母の父にも注目だ。

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