超良血ダノンスコーピオン
2022年5月8日に東京競馬場で行われる第27回NHKマイルC。以前は外国産馬がクラシックに出走できず、距離に不安がある馬もオークスかダービーしか選択肢がなかっただけに、このレースが設立された意義は非常に大きかった。
キングカメハメハ、ディープスカイなど、このレースとダービーを勝つ「変則二冠馬」が登場した時代もあったが、最近の連対馬は古馬になってもマイル以下で活躍する馬がほとんど。基本はスピード重視で、マイルをこなせる最低限のスタミナを兼備した血統構成の馬を探すのが正解かと思う。
ダノンスコーピオンの父は国内外のGⅠを6勝し、2013年のJRA年度代表馬にも選出されたロードカナロア。母レキシールーは2014年のカナダ年度代表馬。父、母ともに年度代表馬という、文句なしの良血馬だ。母の父Sligo Bay、祖母の父In Excessはともに北米の軽い芝で重賞勝ち。父からスピード、母からはスピードと適度なスタミナを受け継いでおり、このレースに最も適した血統と思える。
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