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【AI予想回顧】高松宮記念は3連単278万円の大波乱に 日経賞は◯◎▲で的中

2022 3/28 17:00SPAIA編集部
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

3連単278万円の大波乱にお手上げ

先週末は土曜に毎日杯(GⅢ・芝1800m)と日経賞(GⅡ・芝2500m)、日曜にはマーチS(GⅢ・ダ1800m)、そして高松宮記念(GⅠ・芝1200m)の4重賞が開催された。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか、振り返っていこう。

日曜中京のメインレースはGⅠ・高松宮記念。AIの本命はレシステンシア。前年のスプリンターズS連対馬が複勝率50%というデータと、この馬の安定感を信じての推奨だった。

他の人気馬、メイケイエールやグレナディアガーズがゲートで後手に回ったのとは対照的に、スタートをしっかり決めて逃げの競馬を選択。前半600m33.4秒はこの馬にとっては決して苦しい流れではなかったが、坂を登り切ったあたりで脚が鈍り、後続に差されて勝ち馬から0.3秒差の6着に終わった。休み明けでプラス18キロの影響か、らしくないパフォーマンスだった。

1着は馬場の内目から脚を伸ばしたナランフレグで、鞍上の丸田恭介騎手ともどもGⅠ初制覇。同じくGⅠ初制覇へあと一歩まで迫った岩田望来騎手とロータスランドが2着、そしてGⅠの騎乗自体が初だった菊沢一樹騎手のキルロードが3着に入った。

8番人気→5番人気→17番人気での決着となり3連単278万馬券の大波乱。これにはAI予想もお手上げとなった。

渋った馬場に対応できず

土曜の阪神メイン・毎日杯の本命馬はリアド。「キャリア2戦」であり、このレースに相性のいい「ディープインパクト産駒」という点にも期待しての推奨だった。

好スタートを切ったリアドは抑えて5番手を追走。外からスムーズに進出して直線を迎えたが、そこから今ひとつ伸びることができず、勝ち馬から0.5秒離された5着に終わった。雨で渋った馬場に対応できなかったか。

勝ったのはハナを切ったピースオブエイト。2着にも好位から進めたベジャールが入った。1番人気ドゥラドーレスは勝負所でかなりゴチャついてしまい、最後は目立つ脚で差を詰めたが3着までが精いっぱいだった。

上位評価3頭で的中

土曜中山のメインレースは日経賞。AIの本命は「栗東所属騎手」騎乗などの好データがそろったボッケリーニだった。

レースは断然の人気に推されたタイトルホルダーが戦前の予想通り逃げる形。ボッケリーニはその直後を確保。道中でペースがかなり緩んだため、2角で頭を上げるような場面もあったが、なんとか我慢して直線へ。

逃げるタイトルホルダーのさらに内、ラチ沿い1頭分のスペースから懸命に脚を伸ばし、並びかけるところまではいったが、相手もさすがに楽逃げした菊花賞馬。クビ差まで迫るも抜かさせてはもらえず2着という結果になった。

それでも勝ったタイトルホルダーは対抗、3着ヒートオンビートも3番手に評価しており、◯◎▲の上位評価3頭で見事的中となった。

重賞の壁に再び阻まれる

日曜に変わって、中山で行われたマーチS。AIの本命はダノンスプレンダー。「6歳馬」が好成績を残すレースで、内め「馬番4番」からの好走に期待した。

スタートでやや出負けして、中団馬群を進んだダノンスプレンダー。4コーナーまではいい手応えで回っていたが、直線に入ってから脚を伸ばすことができず、ジリジリと後退して10着敗退。6度目の重賞挑戦でまたも壁に阻まれる結果に終わった。

勝ったのはメイショウハリオで、同馬にとって重賞2勝目。前走チャンピオンズCは7着だったが、2着馬チュウワウィザードからは0.4秒差。着実に力をつけているところと、自慢の末脚の鋭さを見せつける走りだった。



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