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【シルクロードS】狙いは「スピード型」より「パワー型」  穴はシャインガーネット、エーポス

2022 1/23 17:00勝木淳
シルクロードSインフォグラフィック,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

3番人気以内が中心

昨年に続き高松宮記念と同じ中京芝1200mが舞台。同レースの前哨戦ではあったが馬券圏内に入った馬はいなかった。思えば、昨年の高松宮記念はダノンスマッシュ、レシステンシア、インディチャンプの順で決着。ちょっとレベルが高かった。

昨年のシルクロードSは前後半600m33.7-34.6、1.08.3。今年も年始から続く冬開催の後半、芝は徐々に時計を要し、高速決着は考えにくい。シヴァージ、ライトオンキュー、ラウダシオンで決まった昨年同様、快速系よりパワー系を中心に組み立てたい。ここでは12年以降、中京芝1200m、古馬オープン・重賞26レースのデータを使用し、コース傾向について探っていく。


過去10年同条件人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気【8-3-4-11】勝率30.8%、複勝率57.7%、2番人気【7-6-4-9】勝率26.9%、複勝率65.4%、3番人気【5-5-5-11】勝率19.2%、複勝率57.7%と上位人気が強い。今年の淀短距離Sも終わってみれば、1、3、4番人気。1~3番人気がそろって4着以下だったのは18年CBC賞までさかのぼる。好成績はここまで。4番人気【4-0-3-19】勝率15.4%、複勝率26.9%なので、ここに壁があり、さらに5番人気【1-2-1-22】勝率3.8%、複勝率15.4%。それ以下はさらに苦しい。人気薄は2、3着に顔を出すか出さないか。イメージより波乱が少ないコースだ。


過去10年同条件脚質別成績,ⒸSPAIA


位置取り別成績を出すと、逃げは【1-1-4-20】勝率3.8%、複勝率23.1%と苦戦。さすがにオープン、重賞レベルになると、マークが厳しく、急坂がある中京では複勝圏内になんとかといったところ。狙いはその後ろの先行【11-7-8-68】勝率11.7%、複勝率27.7%。前で競馬できる馬が安心だ。中団は【12-14-11-156】勝率6.2%、複勝率19.2%とまずます。先行、差しを中心に馬券を組み立てたい。


過去10年同条件種牡馬別成績,ⒸSPAIA


種牡馬別成績を着度数別でみると、トップはディープインパクト【4-3-1-21】勝率13.3%、複勝率26.7%。今年の出走予定馬ではサヴォワールエメが当てはまるダイワメジャー【2-2-1-19】勝率8.3%、複勝率20.8%、カレンモエのロードカナロア【2-0-2-16】勝率10.0%、複勝率20.0%などが上位。


単勝も複穴も前走1200、1400m好走馬に注目

次に前走成績、特に前走距離に注目しつつ、好走ゾーンを絞っていきたい。


過去10年同条件前走芝組距離別成績,ⒸSPAIA


前走芝の距離別成績を出すと、出走数が圧倒的な同距離1200mが【15-11-17-207】勝率6.0%、複勝率17.2%。今年もカレンモエ、メイケイエール、ナランフレグ、ジャンダルムなど多数が該当。対して1400m【6-11-6-89】勝率5.4%、複勝率20.5%(シャインガーネット)、1600m【4-2-2-32】勝率10.0%、複勝率20.0%(ショックアクション)と距離短縮組にも注意したい。


過去10年同条件前走芝1600m着順別成績,ⒸSPAIA


前走芝1600mの着順別成績の特徴は基本的に敗退馬狙い。前走6~9着【4-1-0-8】勝率30.8%、複勝率38.5%、10着以下【0-1-2-18】複勝率14.3%。ニューイヤーS10着だったショックアクション、もう少し着順がよければ穴馬に面白かった。もっとも新潟2歳S勝利後は1400m以上でふた桁着順続き。短距離で一変という可能性もなくはない。


過去10年同条件前走芝1400m着順別成績,ⒸSPAIA


では前走芝1400mはどうだろうか。同じく着順別成績を出すと、前走1着【4-4-1-9】勝率22.2%、複勝率50.0%など好走馬の成績がいい。前走4着以内は【4-6-5-32】勝率8.5%、複勝率31.9%。前走5着【0-0-0-8】、6着以下【2-5-1-49】勝率3.5%、複勝率14.0%。同じ短縮でも1400m組は好走が条件。オーロC3着シャインガーネットがこれに当てはまる。同馬は3歳時に中京でファルコンS勝ち、昨年のセントウルSではレシステンシアの0.5差の6着。このメンバーなら通用する余地はある。


過去10年同条件前走芝1200m着順別成績,ⒸSPAIA


最後に多数候補がいる前走芝1200m組。その着順別成績は1400mに近く、前走5着以内【13-6-12-91】勝率10.7%、複勝率25.4%、前走6着以下【2-5-5-115】勝率1.6%、複勝率9.5%と好走馬を狙いたい。4着【2-0-3-12】勝率11.8%、複勝率29.4%、5着【4-0-3-15】勝率18.2%、複勝率31.8%と1400mより好走ゾーンは広め。単複回収値も4着212,100、5着109、358なので、複穴狙いなら前走芝1200m4、5着馬だろう。中心視されるカレンモエ、メイケイエールのほかにタイセイアベニール、エーポスも好走ゾーン。うまく馬券に組み込みたい。

ライタープロフィール
勝木 淳
競馬ライター。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュース個人オーサーを務める。共著『競馬 伝説の名勝負』シリーズ全4作(星海社新書)。


シルクロードSインフォグラフィック2,ⒸSPAIA



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