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【フェアリーS】「キャリア2戦以下」「前走東京マイル」が吉! 素質馬エリカヴィータが決める

2022 1/6 06:00門田光生
フェアリーSの前走距離別成績(過去10年),ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

人気馬苦戦の傾向で

2022年1月10日に中山競馬場で行われる第38回フェアリーS。3歳牝馬限定のレースだが、時期的なものもあって、クラシックから逆算してここに使ってくるケースは少ない。また混戦になることが多く、ここ10年で1番人気は2連対(1勝)、2番人気は1連対(1勝)と結果が出ていない。

逆に10番人気以下が3勝しており、今年も荒れる可能性は十分に考えられる。いつも通り過去10年のデータを基にして、人気薄が好走するパターンはどのようなときか、探っていきたい。

フェアリーS出走馬の所属,ⒸSPAIA


☆所属
10勝すべて美浦所属馬。2着は8回、3着は9回だから、ほぼ独占状態。栗東所属馬の出走頭数が少ないとはいえ、ここまで美浦所属馬が圧倒しているのは珍しい。

フェアリーS出走馬のキャリア,ⒸSPAIA
フェアリーS出走馬の前走クラス,ⒸSPAIA


☆キャリア・前走クラス
キャリアは1、2戦の馬が9連対(6勝)。ほぼ半分を占めている。続くのはキャリア7戦の2勝で、1つ少ないキャリア6戦の馬は連対なし。なぜキャリア7戦の馬だけ成績がいいのか不明だが、基本的にはキャリアが浅い馬の方が有利と考えておきたい。

キャリアの浅い馬が活躍しているということは、新馬や未勝利から勝ち上がってきた馬でも通用するということ。最多は1勝クラスの9連対(3勝)だが、新馬(3連対)や未勝利(6連対)も数字的には悪くない。重賞組は22頭が出走して2連対(2勝)。

GⅠ出走馬は13頭いるが、連対したのは2012年のトーセンベニザクラだけ。このレースが1月に移行した当初は阪神JF組の活躍が目立っていたのだが、2013年以降は上位に顔を出していない。また、オープン特別組は馬券にすら絡んでいない。

フェアリーS出走馬の前走距離,ⒸSPAIA


☆前走距離
阪神JF組は結果が出ていないが、前走で同距離のマイル戦を使った馬が9勝を挙げる活躍を見せている。前走から距離延長だと1勝、距離短縮してきた馬は1頭も勝っていない(2着は4回)。特に相性のいいレースはないのだが、前走でマイル戦を使った馬が好成績を挙げていることは覚えておきたい。

フェアリーS出走馬の誕生月,ⒸSPAIA


☆誕生月
明けての3歳戦ということで、早生まれが有利かなと思って誕生月を調べてみたが、1月生まれから連対馬は出ていなかった。最も好成績を挙げていたのは3月生まれで、最多の9連対(6勝)。続いて4月(6連対)、2月(4連対)となる。さすがに遅生まれは不利なようで、5月以降に生まれた馬から1着馬は出ていない(2着は1頭)。

フェアリーSにおけるその他のデータ,ⒸSPAIA


☆その他
そのほかで気になったデータを挙げてみる。まずは前走の場所だが、東京を使っていた馬が7勝と、ほかの競馬場と比べて抜けて成績がいい。東京を使っているということは、ある程度間隔が開いているということ。逆にいえば間隔が詰まっていると苦戦の傾向で、昨年でいえば12月の3、4週目に走っていた馬の好走確率が低くなっている。

結果が出ていないのは大型馬。前走で492キロ以上の馬体重だった馬。これは1600mに戻った2009年以降、該当する馬から1頭も連対馬が出ていない(今年は該当馬なし)。

高額取引馬が活躍

フェアリーSのデータをまとめに入ってみよう。まず好走パターンは、A「キャリア1、2戦」B「前走がマイル」C「3月生まれ」D「前走が東京」。

勝率が低くなってしまうのは、E「栗東所属馬」F「前走がオープン以上」G「1月生まれ」H「中2週以内」。

連対率が0%となるデータほとんどなかったが、E「栗東所属馬」は勝率0%、連対率も10%を切っている。サンプル数もそこそこあるということで、まずこれに該当する馬は外しておきたい。一方、強いデータは1着馬10頭中9頭が該当するB「前走がマイル」、続いて7頭が該当するD「前走が東京」。つまり、前走で東京のマイル戦を使っていた馬が勝利に近いということになる。

今回の登録馬では、エリカヴィータ、スターズオンアース、そしてニシノラブウインクの3頭。この中でエリカヴィータはA「キャリア1、2戦」にも該当。この馬は2020年セレクトセール(1歳)で1億円を超える値段で落札されているが、3500万円を超える、そこそこ高額な値段で落札された馬の成績は【2-1-1-1】。落札価格に見合った結果といえる。特に目立ったマイナスデータも見当たらず、今回の本命はこの馬となる。

上記で名前が出た馬も、当然ながら候補には入れておきたい。まずスターズオンアースだが、赤松賞組は個別レースとして最多の3連対で割と相性がよく、相手の筆頭となる。ただ、冒頭でも触れたように人気馬同士の決着がほとんどないレース。◎◯より人気薄になるであろうニシノラブウインクにも十分チャンスはありそうだ。

そのほか、高配が期待できそうなところをピックアップしてみる。まずはフィールシンパシー。前走がマイルで、最も結果が出ているキャリア2戦。もう1頭はヴァンルーラー。騎乗予定の戸崎騎手はフェアリーSで【2-1-1-2】。レース相性のよさを買いたい。

◎エリカヴィータ
◯スターズオンアース
▲ニシノラブウインク
△フィールシンパシー
×ヴァンルーラー

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。
競馬中心の生活をしている関係上、いわゆる月曜始まりのカレンダーの方が使いやすいのですが、100均ショップの多くは日曜始まりのカレンダーがメインとなっているようです。それもあって、日曜始まりが一般的だと思っていたのですが、調べてみると、月曜始まりのカレンダーも結構重宝されているようですね。

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