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【有馬記念】休み明け苦戦の傾向、菊花賞と天皇賞(秋)の好走馬でよし ローテーションに見られる特徴は

2021 12/26 09:00SPAIA編集部
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休み明けで勝ったのは…

今週はいよいよ年末のビッグイベント、有馬記念。3歳の菊花賞馬タイトルホルダー、天皇賞馬エフフォーリアに、牝馬GⅠを獲ったアカイイト、果敢に海外遠征をしたクロノジェネシスなど、各路線のチャンピオン級が一堂に会した。ローテーションごとの成績や特徴を探っていく。

有馬記念、過去5年間の優勝馬,ⒸSPAIA



過去10年で菊花賞組が4勝。聞き飽きたかもしれないが、この組の【4-1-2-4】複勝率63.6%は書かざるを得ないほど優秀だ。単純に斤量2キロ差の3歳馬が有利という面もあるが、ジャパンCの激戦から中3週で挑む古馬一線級よりは調整がしやすいのも確かだろう。特に菊花賞1着馬は【3-0-2-0】、まずはタイトルホルダーだ。

天皇賞(秋)組は【1-2-1-13】と一見してイマイチ。ただ、その大半が天皇賞(秋)を惨敗していた馬で、同3着以内馬に限れば【1-1-1-2】。着外はマイルが本職のアエロリット、熱発で順調さを欠いたアーモンドアイの2頭だから、エフフォーリアにもケチはつかない。

上記2頭に比べると強調材料に欠けるのがクロノジェネシス。凱旋門賞組【1-0-1-4】は悪くないが良くもない。かつてはトウカイテイオーの劇的な勝利もあったが、2000年以降は中9週以上の馬【1-1-1-12】と基本的には休み明けの馬が苦戦するレースである。ちなみに、これを跳ね返して勝ったのが2013年のオルフェーヴル。5歳、年4戦目、凱旋門賞帰り、引退レース、サンデーレーシング…。クロノジェネシスとは共通項も多いが、果たしてどうだろうか。



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