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【チャンピオンズC】カフェファラオとテーオーケインズに”地の利” 当日は水分を含んだ良馬場を予想

2021 12/2 11:00三木俊幸
チャンピオンズC主な出走馬の馬場適正チャート,インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

昨年は含水率2.2%の乾燥した馬場

中京競馬場を舞台に争われる秋のダート王決定戦、チャンピオンズC(GⅠ・ダート1800m)。前走の秋華賞で敗れたソダシがダートに参戦してきたことで大きな注目を集めている。それ以外にも昨年の優勝馬チュウワウィザードやフェブラリーSを勝利しているカフェファラオ、さらに地方からカジノフォンテンも参戦。多彩なメンバーが揃った一戦を馬場適性の観点から分析していく。

含水率が発表されるようになった2018年以降、過去3年のチャンピオンズCの成績を見ると、いずれも良馬場で行われているが、2018年と2020年はゴール前含水率2.7%、2.2%と乾燥状態。2019年は中間の雨の影響で3.5%と若干水分量が多い中でのレースとなった。

その2019年は前半1000mの通過が60.8のスローペースで勝ちタイムは1:48.5。中京で行われることになった2014年まで遡っても最も速いタイムでの決着だった。上がりタイムも1着となったクリソベリルが4角4番手から35.4、2着ゴールドドリームも同じく4角4番手から35.4、4角先頭の3着インティが35.9といずれも35秒台の決め手が求められた。

対照的に1000m通過が60.3と平均ペースだった2020年は1:49.3と2番目に速い決着。道中は中団を追走し4角4番手まで押し上げた勝ち馬チュウワウィザードが36.4、4角7番手だった2着ゴールドドリームは36.6、4角2番手の3着インティは37.4を要する上がりのかかるレースとなっている。

馬場は合うが揉まれ弱いカフェファラオ

今週は火曜日から水曜日にかけて雨が降った中京競馬場。その後は晴れの日が続く予報となっているため今年も良馬場で行われそうだが、2019年のように若干水分量が多い馬場でのレースとなりそう。初ダートで砂を被りたくないソダシの出方次第ではあるが、ある程度ペースは流れると見ており時計は速めの決着、差し馬の出番もありそうだ。

チャンピオンズC主な出走馬の馬場適正チャート,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

【チュウワウィザード】
昨年の優勝馬で、その後ドバイワールドカップでも2着と健闘。帰国後の帝王賞は6着、その後骨折で前走のJBCクラシックが3着という成績だが、一叩きされて得意の中京コースに戻るという点からも条件的にもいい。ただしJRAの重賞で好走した2019年の東海S2着時は含水率1.9% 、平安S1着時は含水率1.1%、そして昨年のチャンピオンズCは2.2%と乾燥している馬場で結果を残している点から、馬場状態は必ずしもベストとは言えないだろう。

【ソダシ】
父クロフネ、母ブチコという血統からダートは全く問題ない。しかし、先述したように初ダートで砂を被りたくないという心理が働くことで早めに動かざるを得ないことも想定でき、最後止まってしまうこともあり得る。1800mという距離はベスト条件、あっさり勝てても不思議ではないが、全幅の信頼は置けない。

【☆テーオーケインズ】
帝王賞以来となった前走のJBCクラシックはスタートの出遅れも影響し4着だったが、一度使われた上積みは見込める。今回と同じ条件で行われた3走前の名古屋城Sは不良馬場、2走前のアンタレスSは重馬場と道悪で強さを発揮しているだけに、もっと馬場が渋ったほうがより合っているが、コース実績から評価は下げられない。

【☆カフェファラオ】
3走前のフェブラリーSは含水率5.3%という水分を含んだ良馬場で快勝。含水率9.6%の稍重で行われたユニコーンSも含め、多少水分を含んでいる馬場で強さを見せるタイプなので、昨年のチャンピオンズC6着時より条件は向く。ただ、揉まれ弱いタイプなので乗り方に注文が付く点から、枠順と乗り方で結果が大きく変わってきそう。

【サンライズホープ】
前走のシリウスSはハイペースとなったが、好位追走から最後はウェスタールンドの強襲にあったものの、凌ぎ切って重賞初勝利をあげた。中京コースは【2-1-0-0】と相性が良く、バテ比べになった時にしぶとさを発揮できる先行馬としてピックアップした。

【メイショウハリオ】
前走のみやこSは含水率2.5%、さらに前日から始まった5回阪神開催は力のいるダートで上がりもかかる傾向にあった。そうした中での差し切りはパワータイプを意味するものなのかもしれないが、末脚は堅実。ハイペースで差しが届く流れになった時に怖い一頭として取り上げておきたい。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとして記事を執筆している。

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