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【函館記念】ハイブリッド式消去法は今週も高配当狙い、本命候補は前走大敗のオルフェーヴル産駒!

2021 7/14 06:00八木遊
過去10年の函館記念『今回斤量55.5kg以上』かつ『前走で人気以下の着順』の成績,ⒸSPAIA
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5つのデータから絞れた馬は?

先週は、福島の『七夕賞』を予想した。本命は14番人気のトラストケンシン。道中は最後方に控え、直線上がり最速の末脚を繰り出したが、福島の短い直線ではさすがに届かず、7着に終わった。

今週は18日に函館競馬場で行われるハンデ戦『函館記念』を予想する。過去10年のデータから複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。フルゲート16頭に対し、今年は20頭が登録。回避なども予想されるため、全20頭を対象に進めていきたい。

『前走非重賞』×『ミスプロ系』★0.0%★

最初に前走のクラス別を取り上げる。オープン、リステッドを含めた前走非重賞組は過去10年で【2-6-4-72】(複勝率14.3%)と健闘している。ただし、父系がミスタープロスペクター(ミスプロ)系の馬は【0-0-0-15】(同0.0%)と全滅。昨年1番人気を裏切り7着に敗れたカウディーリョもこれに該当していた。

今年は、2頭がこの条件に当てはまった。キングカメハメハ産駒のレッドジェニアルとルーラーシップ産駒のワールドウインズは、どちらも穴人気しそうだが真っ先に消去する。

【今年の該当馬】
・レッドジェニアル
・ワールドウインズ

『社台系生産』×『前走7着以下』★3.6%★

2つ目は、生産者別のデータを採用したい。いつもなら非社台系生産馬を取り上げる機会が多い。しかし、今回はあえて社台系生産馬から凡走しそうな馬を探した。社台系生産馬の過去10年の成績は【5-3-3-51】(複勝率17.7%)。この中で前走7着以下に敗れていた馬は【0-1-0-27】(同3.6%)。巻き返しに成功する可能性は低いとみていいだろう。

今年この条件に当てはまったのは6頭。消去済みのレッドジェニアルの他に、昨年の覇者アドマイヤジャスタなどを軽視したい。

【今年の該当馬】
・アイスバブル
・アドマイヤジャスタ
・ジェットモーション
・タイセイトレイル
・(レッドジェニアル)
・ワセダインブルー

『今回斤量55.5kg以上』×『前走人気≦前走着順』★4.9%★

続いてはハンデ戦恒例の斤量データを取り上げる。函館記念で55.5kg以上と、“背負わされた”馬は過去10年で69頭。その成績は、【4-4-3-58】(複勝率15.9%)だった。この中で、前走着順が人気通りだったか、人気を裏切っていた馬は【1-1-0-39】(同4.9%)と函館記念では苦戦を強いられている。

今年この消去データに当てはまったのは5頭。前走のかしわ記念で1番人気を裏切り、今回58.5kgを背負うカフェファラオ、そして上位人気が予想されるウインイクシードの2頭が新たに消去対象となった。

【今年の該当馬】
・(アドマイヤジャスタ)
・ウインイクシード
・カフェファラオ
・(レッドジェニアル)
・(ワールドウインズ)

『前走2000m以下』×『前走初角10番手以下』★5.3%★

続いては前走距離を取り上げる。同距離の2000m、もしくはそれ以下の距離延長組は過去10年で132頭いて、【7-8-9-108】(複勝率18.2%)。注目は、その前走で最初のコーナーを10番手以下の後方で通過した馬。その成績は【0-2-0-36】(同5.3%)と大苦戦している。

今年この消去条件に当てはまったのは3頭。新たにサクラトゥジュールとハナズレジェンドを消去したい。

【今年の該当馬】
・サクラトゥジュール*
・ハナズレジェンド
・(レッドジェニアル)

『前走先行』×『今回6~8枠』★5.0%★

最後は、前走で先行していた馬に注目。その成績は【1-2-4-42】(複勝率14.3%)とイメージよりかなり悪い成績だ。前走先行組の好走パターンは函館記念で内目の枠に入ったとき。1~2枠は【1-1-2-9】(同30.8%)、3~5枠は【0-1-1-14】(同12.5%)、6~8枠が【0-0-1-19】(同5.0%)と外に行くほど、複勝率は下がっている。

残っている9頭のうち、前走で先行していたのはサトノエルドール、マイネルウィルトスなど6頭に上った。この6頭のなかで6~8枠に入った馬は、ばっさり消去するつもりだ。

【今年の該当候補】
・エンデュミオン*
・サトノエルドール
・トーセンスーリヤ
・ナイママ
・マイネルウィルトス
・マイネルファンロン

最後の枠順データに関係なく消去を免れたのはディアマンミノル、ドゥオーモ、バイオスパークの3頭。このうちドゥオーモとバイオスパークは昨年のこのレースで馬券に絡んでおり、リピーターとしての期待も大きい。もう1頭のディアマンミノルは今回が初の洋芝で、その適性は未知数。さらに前走の目黒記念で14着に大敗している。

それでも敢えてこの馬を本命候補に挙げたい。これまで2桁着順は4度あるが、以前の3度はいずれも次走で馬券圏内に好走している。今回も大敗からの巻き返しを見せてくれる可能性は高いのではないだろうか。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、恥を覚悟でTwitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中(7月11日時点の回収率は27.2%)。

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