インコースから伸びるも3着まで
6月20日(日)東京競馬場では3歳馬によるユニコーンS(GⅢ・ダート1600m)、阪神競馬場では牝馬限定のハンデ戦、マーメイドS(GⅢ・芝2000m)が行われた。これらのレースでAI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのだろうか。
近年、活躍馬を多数輩出しているユニコーンSでAIが本命に推奨したのはケイアイロベージ。道悪の東京ダート1600mにおいて好成績を残しているヘニーヒューズ産駒という点に加えて、前走阪神ダート1800mを使っているということも後押しとなった。
発走直前に蹄鉄の打ち替えを行ったケイアイロベージだったが、スタートでは出遅れ。後方からレースを進めることとなった。序盤からペースが流れて前半800mが45.9とハイペースとなった中、インコースを突いて伸びてきたものの3着という結果だった。
3番手から運んだ14番人気のサヴァが直線早めに抜け出し、押し切りを図ろうとするところを差し切ったのは7番人気のスマッシャーだった。上がり35.4と速い上がりでまとめ、1:34.4という時計で勝利。残念ながら1、2着馬は無印だったため的中とはいかなかった。
このレースは、向正面でピンクカメハメハが急性心不全を発症して内ラチに激しく激突。騎乗していた北村宏司騎手も投げ飛ばされるという悲しいアクシデントも起こってしまった。サウジアラビアの地で金星をあげ、ドバイのUAEダービーにもチャレンジした姿は、これからも多くのファンの心の中で輝き続けるだろう。