ローテに見られる特徴は?
先週の桜花賞は阪神JF組のワンツー、3着馬は前走が1月のフェアリーS。「前哨戦を使わない」というトレンドの強力さを再確認させられてから早1週間、皐月賞が行われる。過去10年の勝ち馬についてローテーションの特徴を見てみよう。
皐月賞といえば、数年前に躍進した「共同通信杯ローテ」が有名。もともと共同通信杯から直行というのは1980年代まで遡っても勝ち馬不在のローテだったが、12年ゴールドシップを皮切りに5年で4勝を挙げた。
これに加えて近2年は年末のホープフルSから直行、3歳初戦となった2頭が連勝。あおりを受けて、かつて王道のステップだった弥生賞ディープインパクト記念は2010年ヴィクトワールピサを最後に勝ち星がない。
ただ、見方を変えればホープフルS1着馬が2連勝中ということでもある。そして、今年はホープフルSからの直行馬が不在。年内初出走となるのは朝日杯FSから挑むレッドベルオーブただ1頭だ。鬼の居ぬ間に、ではないが、ダノンザキッドが弥生賞組に11年ぶりの勝利をもたらすチャンスは大きいように感じる。
《関連記事》
【皐月賞】稀に見る混戦もエフフォーリアは崩れない 東大HCが中山芝2000mを徹底検証
【皐月賞】課題残ったダノンザキッド 前哨戦で世代屈指のレースセンスを見せたのは?
【皐月賞】ハイブリッド式消去法で3頭が浮上!エフフォーリア以上の気になる穴馬とは