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【日経新春杯】「1番人気7連対」「4歳馬8勝」 覚えておきたいデータと中京だからこそ狙いたい馬

2021 1/11 16:30勝木淳
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ハンデ戦ながら上位人気は強力

2021年の日経新春杯は中京競馬場芝2200mが舞台。中京競馬場で行われるのはレース史上初だが、距離はかつて芝2200mで施行された時代があった。最後の2200m戦は1993年第40回、勝ったのは牝馬のエルカーサリバー、山田泰誠騎手(当時)が騎乗した。

27年ぶりに芝2200mで行われる日経新春杯の舞台は、中京。リニューアル後の中京芝2200mは施行レース数が少なく、高額条件は3勝クラスまででオープン以上は行われたことがない。したがってコースの傾向を切り口にすることは困難のため、ローテーションや年齢などを中心に過去10年の京都・日経新春杯をデータから分析する。

人気別成績(過去10年)ⒸSPAIA


真冬のハンデ戦であっても極端に荒れない、これが特徴である。1番人気は【4-3-1-2】で15年サトノノブレス(11着)、20年レッドジェニアル(7着)以外はすべて3着以内と手堅い。2番人気【4-1-0-5】も強力で軸は無難にいきたいところ。

その半面、3番人気【0-2-1-7】、4番人気【0-1-4-5】、5番人気【0-2-0-8】、6番人気【1-0-0-9】と中途半端な人気に押されるような馬は手を出しにくい。

前走菊花賞組の取捨は

日経新春杯の傾向を如実にあらわすデータとして年齢別成績を出す。

年齢別成績(過去10年)ⒸSPAIA


4歳が【8-4-1-20】と1着が目立つ。日経新春杯で単勝を狙うなら4歳馬だろう。5歳【1-4-4-24】、6歳【1-2-5-28】までが連下候補で、7歳以上は【0-0-0-34】なので真冬の重賞にありがちな高齢馬の激走は傾向で考えるとないといっていい。

ここからは4歳馬の好走パターンをさらに掘り下げていく。

4歳馬の前走クラス別成績(過去10年)ⒸSPAIA


ハンデ戦らしく前走2勝クラス【1-1-0-2】、3勝クラス【1-1-0-5】から来る4歳馬は注意したい。

前走2勝クラスの4歳馬は13年10番人気1着カポーティスター(52キロ)など穴も出ているが、前走3勝クラスの4歳馬となると馬券圏内にきた2頭は1、2番人気で、格下から出走したにもかかわらず人気に押される馬は罠ではなく、買いだろう。狙いやすいのはむしろ前走GⅠ組【5-0-1-7】ではないか。

4歳馬・前走GⅠ組の前走レース別成績(過去10年)ⒸSPAIA


当然ながらクラシック最終戦の菊花賞【3-0-0-6】が上位にくる。有馬記念【1-0-1-1】も数字をあげているが、今回は登録馬にいない。

4歳馬・前走GⅠ組の前走着順別成績(過去10年)ⒸSPAIA


4着以内の好走馬はさすがに日経新春杯への出走はなく、4歳といえどもGⅠで2桁着順だった馬は【0-0-0-4】、大敗後となると手を出しにくく、想定にある菊花賞12着サトノインプレッサ、同16着レクセランスは評価できない。

狙うなら5着【2-0-0-0】、6~9着【2-0-0-3】だが、ヴェルトライゼンデはAJCCに出走予定。該当馬がいれば狙いたいところだが……。上位人気になりそうなアドマイヤビルゴはこれらデータに該当しない前走アンドロメダS1着だが人気の4歳馬だけに嫌う要素は少ない。

中京だから狙いたいサンレイポケット

4歳好走パターンに合致する馬が少ないようなので、ここからは世代関係なく全体の数字をみていくことにする。

前走クラス別成績(過去10年)ⒸSPAIA


4歳同様にハンデ戦らしく前走2勝クラス【1-1-1-2】、前走3勝クラス【2-4-2-20】が目立つ。ここは頭に入れつつ、登録馬の大半を占める重賞組。

とりわけ【6-0-1-20】のGⅠ、【1-1-4-20】のGⅡあたりだろうか。登録馬ではサンレイポケットやダイワキャグニーが当てはまるが、後者は7歳。6歳サンレイポケットがギリギリだ。

前走GⅡ組の前走レース別成績(過去10年)ⒸSPAIA


サンレイポケットは前走アルゼンチン共和国杯6着。同レース経由の出走馬はこれまで【0-1-0-7】。13年1番人気2着ムスカテールがいるがどうも強調しづらい。

ただしサンレイポケットは左回り【3-1-2-1】のサウスポー。中京の京都金杯がサウスポーのケイデンスコールとピースワンパラディで決まったことからも今年の日経新春杯では例年のデータ以上に強調したほうがよさそうだ。

ライタープロフィール
勝木 淳
競馬ライター。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。YouTubeチャンネル『ザ・グレート・カツキの競馬大好きチャンネル』にその化身が出演している。


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