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【チャンピオンズC】カフェファラオ、チュウワウィザードは消し ハイブリッド式消去法で浮上した穴馬は?

2020 12/2 06:00八木遊
過去10年のチャンピオンズC『関東馬』かつ『前走が中央競馬』の成績インフォグラフィックⒸSPAIA
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5つのデータから絞れた馬は?

先週の『ジャパンC』では、“3強”が消去を免れたが、個人的な思い入れもあり、馬券はデアリングタクトの単勝で勝負した。結果はご存じの通りで、3強の3連複1点勝負が正解だった……。

今週の対象レースは、ダート王決定戦『チャンピオンズカップ』。過去10年のデータから複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、馬券対象から1頭でも多く“消去”して週末の予想に臨みたい。今年はどの馬が凡走する確率が高いのか、データで迫った。

『前走6番人気以下』×『前走4着以下』★0.0%★

1つ目の消去データは、前走の人気と着順から過去10年の複勝率が0.0%の条件を探した。これに当てはまったのは、前走6番人気以下で、4着以下に敗れていた馬。のべ24頭いたが、一度も馬券に絡んでいなかったため、これを1つ目の消去データとして採用したい。

今年この条件に当てはまったのは、人気薄が予想される3頭。いずれもGⅠではさすがに荷が重い。

【今年の該当馬】
・サトノティターン
・メイショウワザシ
・ヨシオ

『前走4角8番手以下』×『前走上がり4位以下』★0.0%★

続いて、前走の4角位置に注目した。前走4角8番手以下だった馬は過去10年のチャンピオンズCでは【1-1-0-46】。この条件だけでも十分、消去できるのだが、複勝率0%を求めて、上がり3ハロンの順位も条件に加えたい。前走上がり4位以下の場合、【0-0-0-20】で、20頭すべてが馬券圏外に沈んでいた。

今年この条件に当てはまったのは4頭。うち2頭は既に消去済みだった。新たにタイムフライヤーとモズアスコットを消去する。

【今年の該当馬】
・(サトノティターン)
・タイムフライヤー
・モズアスコット
・(ヨシオ)

『7歳以上』×『前走3番人気以下』★5.0%★

3つ目のデータでは年齢を取り上げる。3~6歳はほぼフラットだが、苦戦しているのは7歳以上。それでも、過去10年の複勝率は10.7%に達する。ただし7歳以上でも、前走3番人気以下だと【0-0-1-19】で、複勝率は5.0%。唯一の好走馬は10年前に3着に入ったアドマイヤスバルだったが、それ以降は全て4着以下に敗れている。

今年3つ目のデータに当てはまったのは4頭いた。新たに消えたのはエアスピネルとゴールドドリームの7歳馬2頭。前者にとって1800mはやや長い印象さえある。GⅠ5勝の実績を誇る後者はさすがにピークを過ぎており、巻き返しは厳しいとみる。

【今年の該当馬】
・エアスピネル
・ゴールドドリーム
・(サトノティターン)
・(ヨシオ)

『関東馬』×『前走が中央競馬』★6.7%★

4つ目のデータでは関東馬に注目した。過去10年で関東馬は、のべ25頭しか出走がなく、その成績は【2-1-1-21】、複勝率は16.0%とまずまず。しかし、この25頭を前走競馬場別で見ると、地方で走っていた場合は【2-0-1-7】。一方、前走が中央だった場合は【0-1-0-14】、複勝率6.7%と信頼度は一気に落ちる。

今年この条件に当てはまったのは3頭。2番人気が予想される関東馬のカフェファラオは、前走シリウスSを使っており、4つ目の消去条件で消し。打倒クリソベリルの筆頭格として過剰人気になる可能性も高いとみて消去する。

【今年の該当馬】
・カフェファラオ
・(サトノティターン)
・デュードヴァン

『非SS系』×『前走0.5秒差以上で敗戦』★9.6%★

最後は血統から消去できそうなデータを探した。注目したのは、非サンデーサイレンス(SS)系種牡馬の産駒だ。過去10年の成績は【7-7-6-80】で、複勝率は20.0%だった。しかし、前走で0.5秒以上の差で敗れていた場合、その成績は【1-1-3-47】で、複勝率は9.6%まで落ち込む。ギリギリではあるが、10%未満という条件に当てはまるため、最後にこれを採用したい。

今年この条件に当てはまったのは登録18頭のちょうど半数にあたる9頭いた。このうち5頭は消去済みで、新たにチュウワウィザード、エアアルマスなど4頭が消えた。

【今年の該当馬】
・アナザートゥルース
・インティ
・エアアルマス
・(サトノティターン)
・チュウワウィザード
・(デュードヴァン)
・(メイショウワザシ)
・(モズアスコット)
・(ヨシオ)

5つの消去データを経て、残ったのはアルクトス、クリソベリル、クリンチャー、サトノギャロス、そしてサンライズノヴァの計5頭。このうちサトノギャロスは除外対象のため、実質4頭で馬券を組み立てる予定だ。現時点の本命候補は国内では無敵のクリソベリルだが、道悪ならアルクトスの激走に期待している。たとえ良馬場でも、3着なら十分可能性はあるとみて、クリソベリルとの2頭軸で思案中だ。

※11月30日時点で、登録18頭のうち、デュードヴァンとサトノギャロスの2頭が除外対象。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。競馬との出会いはメジロマックイーンが勝った1990年菊花賞。その後、オルフェーヴルに魅了され今に至る。思い出のレースはトウカイテイオーが勝った1993年有馬記念とウイニングチケットが勝った1993年日本ダービー。

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