データを見ると納得のいく本命
4月12日(日)に阪神競馬場で行われるのは、3歳牝馬クラシックの第1戦
桜花賞(GⅠ・芝1600m外)
である。コロナの影響で第80回の桜花賞馬は「該当馬なし」と歴史に刻まれるのかと思ったが、無事に開催されたことが何よりである。人と同じく、AI予想エンジンKAIBAが開催を心配していたのかは分からないが、今回も予想を見ていく。
本命はサンクテュエール。桜花賞前哨戦組ではない馬を一番手に持ってきたのは意外。ただ、この馬は前走シンザン記念組だが、過去10年でここを経由してきた馬は桜花賞で4勝している。その勝ち馬を見るとマルセリーナ・ジェンティルドンナ・ジュエラー・アーモンドアイと名牝がズラリ。これくらいのポテンシャルがあると考えているのだろう。これにルメール騎手が乗るのだから期待したくなるのも納得。
対抗はクラヴァシュドール。新馬戦勝ち後は、サウジアラビアRC2着、阪神JF3着にチューリップ賞2着となかなか2勝目が挙がらないが、堅実な成績。過去10年、前走チューリップ賞組の成績は【6-6-6-26】と好成績だが、勝ち馬は過去10年で1勝のみ。また、4着以下から巻き返して桜花賞で圏内にきたのは2頭しかおらず2、3着とちょっと負けた馬が買い。ちなみにKAIBAは今年のチューリップ賞の勝ち馬、マルターズディオサは無印。このデータに引っ張られているのだろう。
【動画あり】レシステンシア本命はゼロ!?東大・京大桜花賞予想会(前編)
レシステンシア無印
3番手以降はミヤマザクラ、リアアメリア、マジックキャッスルと続くが、どこにも今回1番人気であろうレシステンシアの名前が挙がってこない。というかまさかの無印である。実績に引っ張られる予想をする時もあるKAIBAなのだが、これには少し驚いた。ただ、実績という意味では管理する松下調教師は今年で7年目の若手調教師で、GⅠ制覇が昨年のこのレシステンシアの阪神JFのみ。よくよく見てみると、ベテラン調教師や実績のある調教師に印が引っ張られた感はある。
また、KAIBAはレシステンシアが入った8枠を嫌ったのもある。阪神芝1600m外は大外枠が特に悪いということはないのだが、過去5年「逃げ馬で8枠に入った馬」の勝率は9.1%と8つある枠中で7位の成績である。
確かにコース形態を考えると1コーナーまでの距離が長いため、差し・追い込み馬にはさほど気にならないのだろうが、逃げ馬はどっちにしろポジションを取りに行かなければならないので、厳しい枠なのだろう。相性のいいチューリップ賞上位2頭を切ったKAIBAの運命はいかに?
【KAIBA桜花賞予想】
◎サンクテュエール
◯クラヴァシュドール
▲ミヤマザクラ
△リアアメリア
×マジックキャッスル
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想をする。 これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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