「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

こんな場合どうする?分かりにくい処理の方法とゴルフルール変更案

2017 8/25 10:07hiiragi
ゴルフ 旗竿
このエントリーをはてなブックマークに追加

同伴者が使ったクラブを知りたい時どこまで許される

ルールブックでは、正規のラウンド中のアドバイスは禁じられている。アドバイスとは同伴競技者のプレーに対する判断や、使用クラブ、ボールの打ち方に影響を与えるような助言や示唆のことだ。アドバイスは要求しても与えてもいけない。

ただし、「周知の事実」はアドバイスに該当しない。コースの地形や池やバンカーのある場所、グリーンまでの距離は「周知の事実」であるので聞いてもいいし、教えてあげても問題ない。「グリーン手前には左側に池がある」はセーフだが、「グリーン手前には左側に池があるから右に打った方がいい」はアドバイスとみなさる。

ショートホールで同伴者がナイスオン。何番で打ったか気になるところだ。何番で打ったか聞けばアドバイスを求めたことになるし、教えてもアドバイスを与えたことになる。では同伴者のキャディバックの中を覗いて、何番を使っているか確認する行為はどうか。これは問題ない。目で見える情報はアドバイスとはならないからである。

ただし、タオルや脱いだ上着がキャディバッグの上にかかっている場合、これをどけて確認することまでは許されていない。エチケットの面からも、さりげなく見える範囲にとどめておくのが無難であろう。

OBの境界杭とウォーターハザードの境界杭の違い

OBやウォーターハザードの境界には杭がよく使われる。OBを示す杭は白色、ウォーターハザードを示す杭は黄色、ラテラルウォーターハザードを示す杭は赤色で識別される。コース内に白杭があればOB区域があると思って注意をした方がいい。

ボールが「白杭エリア」に飛んだときは、ボールを挟んだ2本の白杭のコース側面を結んだ線上にボールがかかっているかどうかで判断する。ボール全てがOB側に出ていればOBだし、少しでもかかっていればOBではない。OBなら1打罰で元の位置から打ち直し、OBでなければOB区域にスタンスをとってもいいからそのままボールを打てばいい。ただし、OB杭そのものは固定物として扱われるので動かすことはできない。

ウォーターハザード(黄色)やラテラルウォーターハザード(赤色)も外側の面を結んだ線で判断する。こちらは少しでも線上にボールが触れていればウォーターハザード内のボールとなる。打てるようならそのまま打ってもいいし、杭が邪魔なら抜いてもいい。杭は障害物として扱われる。

打てないと判断すれば、1打罰で元の位置から打ち直すか、ボールが横切った地点とホールを結ぶ延長後方線上からストロークする。ラテラルウォーターハザード(赤色)なら、ボールが横切った地点から、2クラブレングス以内でホールに近づかないエリアからストロークしても構わない。

障害物からの救済、カート道路の上に止まったボール

障害物とは人工のものをいい、距離の表示杭やウォーターハザードの表示杭のように動かせる障害物とカート道路や木の支柱などのように動かせない障害物とがある。動かせる障害物が邪魔な時は障害物を動かせばいいし、動かせない障害物が邪魔になる時はボールを動かす。

動かせない障害物からは、スタンス、スイング共、邪魔にならない場所までボールを動かしていいが、次の通り条件が3つある。

・障害物からの障害がなくなること。
・元のボールの位置よりホールに近づかないこと。
・元のボールの位置から最も近い場所であること。

カート道路の上にボールが止まった場合、「コースを横切るカート道路」なら、ホールに近づく「前」方向はダメなので、「後ろ」にボールを動かせばいい。

では「コース側面にあるカート道路」の上にボールが止まった場合はどうか。ホールに向かって左側にボールを動かす場合、右利きのプレーヤーならボールがカート道路を避けさえすればいいが、左利きのプレーヤーだとスタンスもカート道路を避けなければいけない。カート道路を避けてスタンスを取ると、ボールの位置はさらに1m近く離れてしまう。右側に動かした場合も同様右利きはさらに右側がボールの位置になる。

このように右利きと左利きではカート道路から避けるボールの位置が違い、元のボールの位置から最も近い場所は、右利きならカート道路の左側、左利きなら右側のケースが多くなる。この最も近いボールの位置をニヤレストポイントと言い、ニヤレストポイントからホールに近づかない1クラブレングス以内にドロップしてプレーを続ければいい。

グリーン上の煩わしい禁止事項のルール変更案

パッティンググリーン上では他とは違う特別なルールが存在する。グリーン上のボールはいつでも拭くことができるしボールマークや古いホールの埋跡でできた損傷などはいつでも直してもよい。一方グリーン上ならではの禁止事項も多い。プレーヤーは自分のパットの線に触れてもいけないし、グリーン上から打ったパットがホールに立っている旗竿に当たっても2打罰が付く。

実はこれらの禁止事項が撤廃される可能性が出てきた。JGAの説明だと、ゴルフルールの総本山R&AとUSGAから2019年新規則案が発表されたのだ。それによると、パッティンググリーン上でプレーの線に触れることの禁止は廃止され、グリーン上からストロークしたボールが、ホールに立ったままの旗竿に当たっても罰はなくなる。

変更の理由は、前者は現行規則は例外が多く運用が難しいこと、触れるだけでは利益が得られるとは思えないこと。後者は、主にスピードアップの観点からだが、近年は競技会でもセルフプレーが多くなっており、有効な変更だと思われる。

そのほかにもスパイクマークの修理が可能になるなど、分かりやすい変更案が多い。グリーン以外でもドロップの方法など多岐にわたる。未だ案の段階で、多くのゴルファーのフィードバックを受け付けている段階だが、採用されればすっきりしたルールブックになりそうだ。

ハンディキャップインデックスを取得して競技に参加しよう

アマチュアの競技は、スクラッチ競技とアンダーハンディキャップ競技とに分かれている。スクラッチ競技は、学生の対抗戦や上級者が競うアマチュア選手権試合に採用される。それ以外のアマチュアの大会は、参加者のハンディキャップを加味したアンダーハンディキャップ競技が大半を占める。

ハンディキャップは、実力の違うゴルファーでも同じ競技会で戦えるよう考えられたゴルフ独自のシステムだ。一見不公平のようにも思えるが、自分の実力を出し切ったときにパープレーで回れるよう設定されているので、何打で回ったかではなくて、どれだけ自分のプレーができたかで勝敗が決まる。「自分自身とコースとが戦うゴルフ」という意味において、すこぶる公平なシステムと言える。

このハンディキャップの基になるのが、ハンディキャップインデックスだ。JGAの認定するゴルフクラブに所属して5枚のスコアカードを提出すれば発行される。従来からのコースレーティングとボギーゴルファーの尺度で計ったボギーレーティングが加味されているので、全ての実力のゴルファーに公平に反映されている。

ハンディキャップインデックスを取得すれば、どこのコースで競技が行われようが、そのコースのハンディキャップが即座に分かり誰でも同じ条件で参加できる。アンダーハンディキャップ競技に参加して、上級者と戦ってみようではないか。

関連記事

おすすめの記事