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【The Boy ガルシア】メジャー74試合目でマスターズ制覇

2017 6/30 12:56hiiragi
セルヒオ・ガルシア
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タイガー・ウッズ選手のライバルと目され注目を集める

2017年マスターズはスペインのセルヒオ・ガルシア選手と、イングランドのジャスティン・ローズ選手のプレーオフにもつれ込んだ。18番ホールを使って行われたプレーオフ1ホール目、ローズ選手のボギーに対してバーディパットを残したガルシア選手は、見事にカップイン。19回目の出場でマスターズを制した。
ガルシア選手のゴルフとの出会いは早く、プロゴルファーだった父親の手ほどきを受け3歳のころよりクラブを握る。すると、めきめき頭角を現し天才アマチュアとして注目を集めた。15歳でプロの欧州ツアーで予選通過、17歳では下部ツアーで優勝する。
1999年にはマスターズでベスト・アマチュアを獲得、同じ年の5月プロに転向して、7月に行われた欧州ツアーのアイリッシュ・オープンでプロ初優勝を飾る。そして8月に行われた全米プロゴルフ選手権に出場した。初日単独トップに立つも、3日目を終わって首位と2打差の3位タイで最終日を迎える。
首位はメジャー2勝目を狙うタイガー・ウッズ選手だった。ウッズ選手の楽勝逃げ切りかと思われたが、終盤ガルシア選手もよく粘り、1打差まで詰め寄りウッズ選手を苦しめた。結局ウッズ選手が逃げ切りメジャー2勝目を手にするが、ガルシア選手はウッズ選手のライバルとして注目を集める存在となった。

最終日上がり3ホールの重要性を身をもって体験した日本ツアーでの敗戦

全米プロゴルフ選手権の後は、欧州ツアーに帰りリンデ・ドイツ・マスターズで2勝目を挙げ、2年に一度行われるライダーカップのメンバーに選ばれた。ライダーカップは欧州ツアーとアメリカツアーの対抗戦で、両ツアーの名誉をかけて争われる。このメンバーに選ばれたガルシア選手は、名実ともに欧州ツアーのトップ選手の仲間入りを果たすことになった。
1999年の秋には日本のツアーにも参戦し、2試合を戦った。毎年多くの外国選手が参加する住友VISA太平洋マスターズと、ダンロップフェニックストーナメントの2連戦だ。初戦の住友VISA太平洋マスターズは長旅のせいか初日から波に乗れず、55位タイと下位で低迷してしまう。しかし、ダンロップフェニックストーナメントでは、息詰まる戦いが待っていた。
初日は首位と3打差-3の6位タイだったが、2日目には-7としてデンマークのトーマス・ビヨン選手と並んで首位タイに躍り出る。3日目もたがいにスコアを伸ばし、-10で首位タイのまま最終日を迎えた。最終日は、前半ガルシア選手が伸ばし、14番ホールを終わって3打のリード。このまま逃げ切るかに思われたが、ビヨーン選手が残り4ホールで3バーディを奪いプレーオフに突入すると、ガルシア選手は4ホール目でバーディーを奪われ力尽きた。ゴルフは上り3ホールがいかに大事かを教えてくれた敗戦だった。

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