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羽生?真央?フィギュアの華麗な逆転劇

2018 2/26 17:30hiiragi
高橋大輔
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トリプルアクセルの転倒から立ち直って逆転優勝、2008年浅田真央選手

浅田真央選手は、世界選手権で2008年、2010年、2014年と3度優勝に輝いている。初優勝を達成した2008年は、前年2007年世界選手権を安藤美姫選手に破れ2位、2006年、2007年のグランプリファイナルでキム・ヨナ選手に敗れどちらも2位と、巻き返しを図りたい大会だった。

初日のショートプログラムを2位で終えて迎えたフリースケーティングでは、出だしのトリプルアクセルで、練習でも経験がない転倒をしてしまい、もはやこれまでかと思われた。しかし、ここからは気を取り直し、ほぼ完ぺきな演技で逆転の優勝に輝いた。2位はカロリーナ・コストナー選手、キム・ヨナ選手は3位だった。

果敢に挑んだ4回転ジャンプ!2010年高橋大輔選手

2010年バンクーバーオリンピックを3位で終えた高橋大輔選手は、約1か月後にトリノで行われた2010年世界選手権に出場して初優勝を成し遂げた。この大会では、高橋選手が4回転ジャンプに挑戦するかどうかが注目された。

バンクーバーオリンピックでは、4回転ジャンプを飛ばなかったエヴァン・ライサチェク選手が優勝しており、高橋選手は4回転ジャンプに挑戦したものの転倒して3位になっている。しかし、彼に迷いはなかったようだ。
ショートを1位で通過して臨んだフリーの冒頭に、まだ誰も成功したことのない4回転フリップに挑戦した。このジャンプは失敗に終わったが

4回転を跳ばないで、チャンピオンになるのは嫌なんです

出典:Sportsnavi

という言葉には説得力があった。

世界選手権初のトリプルアクセル成功、1989年伊藤みどり選手

1989年パリで行われた世界選手権女子シングルフリーでは、日本から来た小柄な選手に注目が集まった。伊藤みどり選手、19歳。世界選手権女子では誰も成功させたことがないトリプルアクセルが見られるかもしれない。
前を向いたまま踏み切るアクセルは、ジャンプの中でも特に難しく、着地は後ろを向くため、最初の1回転目が1.5回転になっている。

注目の中演技を始めた伊藤選手は、トリプルルッツを完ぺきにこなすと、トリプルアクセルに挑戦、着氷で少しバランスが崩れそうになったが、みごと成功させて世界選手権初優勝を手に入れた。常に先駆者のごとくジャンプに挑戦を続ける伊藤選手は、2004年世界フィギュアスケート殿堂入りを果たしている。

自国開催で逆転優勝、2007年安藤美姫選手

2007年の世界選手権は東京で開催された。前年末に行われた2016-2017シーズングランプリファイナルでは、ショートを終えて浅田真央選手1位、安藤美姫選手2位から、3位に着けていた韓国の新鋭キム・ヨナ選手に逆転を許している。
自国開催となった世界選手権では、雪辱を果たしたいところだった。

しかし、ショートを終えると1位はキム・ヨナ選手、2位に安藤選手と続き、浅田選手は5位だった。もう後がない日本勢だったが、フリーでは最初に滑ったキム・ヨナ選手を浅田選手が逆転すると、最後に滑った安藤選手が2人をかわし、見事優勝に輝いて日本人によるワンツーフィニッシュを成し遂げた。

ショートの出遅れを最高得点で逆転、2017年羽生結弦選手

羽生結弦選手は2014年のソチオリンピックで金メダルを獲得すると、同じ年の世界選手権でも優勝を果たし、世界の頂点に上り詰めた。だが、2015年、2016年と2大会連続でショートを1位で通過しながら、フリーで逆転負けを喫している。
オリンピックを翌年に控えた2017年世界選手権では、世界王者として絶対的な強さを見せつけておきたかった。

ところがショートで得点が伸ばせない。ジャンプのミスに減点までされて、98.39と、首位とは10.66差の5位でのスタートとなってしまった。しかし、フリーでは別人の滑りを見せる。
全てのジャンプもきれいに決めて、世界最高得点の223.20をマーク。逆転優勝に輝いた。2018年はオリンピック、世界選手権とも2連覇がかかり期待も大きい。自分のスケートを滑りきって欲しい。

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