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疑問を解消!フィギュア世界選手権の国別枠や出場資格

2018 1/24 11:44hiiragi
フィギュアスケートシューズ
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前年大会の結果で決まる国別出場枠

国際スケート連盟(ISU)が主催する世界フィギュアスケート選手権大会は、毎年男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目が行われる。出場枠は各国に最低1枠が与えられているが、前年大会の成績により最大で3枠まで認められるシステムになっている。

このシステムは順位をポイントに換算して、同じ国の上位2名の順位の合計が13ポイント以下で3枠、28ポイント以下で2枠になるというもの。1枠の国の選手の場合は、2ポイント以内に入れば翌年の大会枠は3枠に増え、10ポイント以内で2枠に増える。

2018年の日本の出場枠はこうして決まった

2016年の世界選手権の男子シングルでは、羽生結弦選手が2位、宇野昌磨選手が7位。順位ポイントは9で、2017年世界選手権の出場枠3を手に入れた。
同様に女子シングルも宮原知子選手が5位、浅田真央選手が7位に入り、順位ポイント12で3枠を獲得した。

しかし2017年世界選手権では、男子シングルは羽生選手、宇野選手が1位2位を占めて3枠を獲得したものの、宮原選手を故障で欠いた女子シングルでは三原舞依選手が5位、樋口新葉選手は11位となり、順位ポイント16で2枠の獲得に終わってしまった。
1枠で出場したペアとアイスダンスは、ともにフリーには進めず1枠のままだった。

日本の世界選手権最終予選は12月の全日本選手権

出場枠が与えられると各国で出場選手の選定を行うが、選定方法には特に決まった基準はなく、それぞれの国に任せられている。日本は例年、12月に開催される全日本フィギュアスケート選手権大会が世界選手権の最終選考会になるのだが、ここにたどり着くまでの道のりは長い。

一次選考会は全国を6地区に分けたブロック大会で行われ、ここを勝ち上がった選手が、東日本選手権、西日本選手権に出場できる。さらに、この大会で上位に入った選手のみが初めて全日本選手権に出場できるのだ。
そして、日本に与えられた枠を巡って厳しい戦いが繰り広げられる。

世界選手権出場条件の年齢制限とミニマムポイント

世界選手権には全種目共通の年齢制限と、種目別、男女別のミニマムポイント(ミニマムスコア)が設けられている。年齢制限は選手全員に共通で、シーズン初めの7月1日(世界選手権2018の場合は2017年7月1日)以前に、15歳になっていなければ出場できない。

ミニマムポイントは個人またはペアの最低基準技術ポイントと呼べるもので、ISU主催の大会に出場して獲得したSP、FS別の技術点を指している。ただ日本の場合、ミニマムポイントは国内予選大会出場への制限にはならず、代表に選考された後で世界選手権へのエントリー締め切り前に獲得すればいい。
また、日本スケート連盟もミニマムポイント獲得のために、ISU主催の大会に派遣してくれる。

日本では重要になるISUランキング

ISUが管理する個人成績は、ミニマムポイントの他にも、過去3シーズン分の成績を考慮したワールドスタンディング、シーズンの成績で順位をつけるシーズンワールドランキング、シーズンベストスコアなどがあり、これらのランキングは、日本での代表選考会でも重要視されている。

種目による違いはあるが、これらのランキングの日本人上位3位までに入っていれば、全日本選手権で優賞を逃しても、代表に選ばれる可能性は残る。これらの条件や予選会を突破して、初めて世界選手権に出場できる。
日本代表として世界最高の舞台で戦えるのだ。

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