4人1組のチームを形成
カーリングは4人1組で一つのチームを編成して試合に臨む。それぞれ、ストーンを滑らせる者、指示を出す者、スウィーピング(ブラシで氷を磨いてストーンの滑りを良くする役目の選手)を行う者に分かれて自分の仕事をする。
相手チームももちろん4人1組のため、カーリングは合計8人がプレイヤーとなる。
オリンピックで話題になり注目を集めているカーリングだが、細かいルールが分からずに首をかしげることが多いのではないだろうか。カーリングのルールについて簡単に説明していきたい。
カーリングは4人1組で一つのチームを編成して試合に臨む。それぞれ、ストーンを滑らせる者、指示を出す者、スウィーピング(ブラシで氷を磨いてストーンの滑りを良くする役目の選手)を行う者に分かれて自分の仕事をする。
相手チームももちろん4人1組のため、カーリングは合計8人がプレイヤーとなる。
カーリングはいかにハウスといわれる中央部分にストーンを留められるかが重要だ。
エンドといわれるフェイズ毎にチームが交互に一投のアプローチをし、合計8度(リード・セカンド・サード・フォースというチーム毎に割り当てがあり、それぞれ二投のアプローチを行う)ストーンを滑らせ、終了後に相手チームの全てのストーンよりも内側にあるストーン全てが得点となる。
つまり、1つのエンドを制することができなかったチームの得点は必然的に0点になる。それだけ一投一投の重要度が高く、慎重なプレーが求められる。
このようにバランス感覚が重要なカーリングでは、相手を妨害することも戦略のうちだ。これはテイクアウトと言われるルールで、自チームが滑らせたストーンを既に投じられて置かれている相手ストーンにぶつけることで中央部分から逸らすということも可能となっている。
しかし、テイクアウトはエンド始めに投じる役割のリードが両チームそれぞれ二投するまでは禁じられているという点についても、しっかり頭に入れておきたい。
1つのエンドにおける大まかな得点条件を記したが、カーリングではいくつものエンドを重ねてその合計得点により勝敗が決定される。
基本的には総エンドは8から10になることがほとんどだが、冬季オリンピックでは10エンド方式が採用されている。また、第5エンドが終了するとハーフタイムとなり、チームはその間を利用して間食や水分補給を行ったり、今後のゲームプラン等を練り直していく。
エンドを制することができなかったチームは必ず0点となり、制したチームは最大で8点を得ることができる。このためワンサイドゲームになりやすく、相手チームの勝ちを認めるコンシードという形でゲームを終了させることもできる。
スポーツで降参という形のコールドゲームがルールとなっているものは少ないが、この点はカーリングが他のスポーツと違うポイントと言えるだろう。
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