井上尚弥もフルトン戦2カ月延期の過去「お互い最高の状態で闘おう」
プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が14日、自身のSNSで24日に東京・有明アリーナで予定していたIBF・WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦が来年1月24日に延期になったことを明らかにした。
公式Xでは「10日後に迫っていた12月24日の防衛戦は、グッドマンのスパーリング中の怪我により延期する事になりました。楽しみにしてくれてた方々には申し訳ないです。また新日程で足を運んで頂ければ嬉しいです!!!」と投稿。新しい日程は1月24日、会場は同じ有明アリーナであることを明かし、「お互い最高の状態で闘おう」と呼びかけている。
グッドマンは当初、井上がルイス・ネリ(メキシコ)を倒した5月6日のリング上で次期防衛戦の相手候補として紹介されたが、7月のノンタイトル戦を優先したため、井上は代役のテレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)と9月に対戦。12月24日にようやく対戦が実現した経緯があった。
しかし、10日前になって急遽、ケガによる延期。試合が延期されると井上の防衛ロードも計画が狂うが、そこは王者として度量の広さを見せた。井上自身も2023年にスティーブン・フルトン戦を拳のケガのため2カ月延期したことがあり、素直に受け入れられたのだろう。
仕切り直しが両選手にどのような影響をもたらすか。次期防衛戦は、一度ピークに近付けていたコンディション調整もカギを握りそうだ。
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