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【動画】阪神・宜野座キャンプの誰も知らない楽しみ方

2020 1/16 20:20SPAIA編集部
矢野監督ⒸSPAIA
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2月1日は「球界の正月」

プロ野球ファンにとって楽しみな季節が近付いてきた。2月1日は「球界の正月」と呼ばれ、12球団が一斉にキャンプインする。長いシーズンを戦う上で、キャンプでの鍛錬や仕上がり具合は極めて重要。前年までのレギュラーだけでなく、新加入の外国人選手や新人選手、移籍組を見極める時期でもある。

今回は阪神の宜野座キャンプについて、株式会社グラッドキューブのCEO金島弘樹と阪神首脳陣や選手らと親交の深い株式会社New Wing代表取締役・背尾匡徳が見どころやチェックポイントなどを紹介する。

ブルペンに行くなら午前中

阪神が1軍春季キャンプを張る宜野座村の「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」は沖縄本島のほぼ中央に位置しており、那覇空港から車で約1時間。2020年も2月1日から26日まで、みっちりと鍛え上げることになる(休日は2月6日、12日、17日、21日)。

キャンプは前半、中盤、後半で見どころが違う。体作りや基礎的なトレーニングが多い前半から少しずつ実戦練習が増えていき、後半にはオープン戦も組まれている。2020年は22日に中日戦(北谷)、23日に広島戦(沖縄)、24日にヤクルト戦(浦添)が予定されているため、宜野座に行ったものの、お目当ての選手がオープン戦出場のため不在だったとならないよう注意する必要がある。

また、今季は東京オリンピック期間中に試合が組まれていないため、開幕が3月20日に前倒しされている。そのためキャンプで早めに仕上げていく必要があり、不動のレギュラー以外は例年以上に生き残り合戦が熾烈になるかも知れない。

阪神は福留孝介が42歳、糸井嘉男が38歳と外野陣が高齢化しており、ベテランに割って入る若手が出現するかも注目点。背尾氏によると「ロングティーがピンポン球のように飛ぶ」という江越大賀や昨年の新人王・近本光司、2016年の新人王・高山俊、2017年に20本塁打を放った中谷将大らも要チェックだ。

さらに新外国人で「バースの再来」とも言われるジャスティン・ボーアや韓国の打点王、ジェリー・サンズのフリー打撃も見逃せない。

また、投手の投球練習を見たいなら午前中にブルペンへ行く必要がある。ほとんどの場合、午前10時頃から順番にブルペン入りするので、その日の練習メニューで見たい選手をチェックしておき、無駄なく移動することがオススメだ。



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サインをもらう方法

せっかく球場まで足を運んだからにはサインが欲しいという方も多いだろう。シーズン中よりキャンプ中の方がもらえる確率は高い。背尾氏によると、昨年はサイン待ちの行列ができたというが、その間に練習を全く見ることができないデメリットもある。どちらかと言えば、野手組よりバッテリー組の方がサブグラウンドに移動する際にサインをもらえる可能性は高いという。

ただ、背尾氏がファンに守ってほしい点として挙げるのが、選手を呼び捨てにしないこと。選手も人間。「さん」付けで呼ばれた方が気持ちよくサインできるというものだ。

また、親が子供にサインをもらいに行かせるのも「選手は嫌がる」とのこと。いずれにせよ、選手は貴重な練習時間の合間にファンサービスをするので、ファンのマナーも重要だと強調した。

背尾氏イチ押しの沖縄グルメは、恩納村にある「なかむらそば」の「アーサそば」。アーサ(一重草)とは冬に採取される海藻で、「僕の中ではナンバーワン」と絶賛している。宜野座から車で約20分かかるが、時間が許せばぜひ味わいたい。



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