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「JFE東日本で都市対抗野球制覇を」 元DeNA須田幸太が9年越しの目標に挑む・下

2019 3/10 11:00永田遼太郎
須田幸太,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA


「JFE東日本で都市対抗野球制覇を」 元DeNA須田幸太が9年越しの目標に挑む・上

JFE東日本と社会人野球への熱い思いを語ってくれた須田幸太選手。都市対抗野球優勝へ思い描くシナリオや若手に伝えたいことなどをざっくばらんに語ってくれました。

第2回目は一問一答形式でご紹介します。

戦力はトップクラス。あとは組織力

―前半で、戦力としてチームに入ったと仰っていましたけどベイスターズ時代は先発の時期も、リリーフの時期もありました。どちらでというのは自分のイメージの中にあるのでしょうか?

須田幸太選手(以下、須田):監督に『先発で行きます』とは言いました。でも、僕が先発をやってはチームとして考えた場合ダメなんです

―JFE東日本というチーム全体を考えた場合、自分が先発、つまりエースではダメということですよね

須田:はい。そこが都市対抗野球に連続で出れない、このチームの弱点なんだと僕は思っています。入社2、3年目くらいの若い投手がエースになってくれないといけないんです。僕は4番手、5番手くらいのポジションで、(エースが投げられない)大事な試合の先発とか、投げるピッチャーが誰もいないときに『先発しろ』みたいな感じで良いんだと思っています

―若手の成長を妨げず、かつ戦力になる考えですね

須田:都市対抗野球って全部で5勝しないと日本一にはなれないんですよ。だから1回戦、2回戦はエースが投げれば良いと思っています。ただ次の準々決勝、準決勝で投げるピッチャーがいないと優勝は出来ません。だから僕は1、2戦目に投げるピッチャーではなくて、その後の準々決勝、準決勝で投げるピッチャーでいれば良いと今は考えています。

若いエースと、もう一人出てくれば一番良いですよね。そうなれば一番台所的に厳しい準決勝で自分が投げれば良いことになる。たとえば1回戦はエースが投げる、2回戦はもう一人のピッチャーが投げる。3試合目は1試合目に投げたエースがまた投げられます。ここで日が空けばもう一人のピッチャーが準決勝で投げられるんですけど、たぶんそんなに日が開かない(※)と思うんですよね。となるとここで投げるピッチャーが結構大事なんですよ

※2018年都市対抗野球大会の第1試合と第3試合の間隔は4日~6日、第2試合と準決勝は2日~4日

―都市対抗野球優勝のシナリオを結構、具体的に考えているんですね

須田:それは自分がホンダの補強選手として優勝した時に考えたことです。あのときのホンダには筑川利希也さんという凄いエースがいました。筑川さんが1、2戦目を投げて、3戦目、4戦目はそれぞれ違うピッチャー、諏訪部貴大という中日の指名を蹴った人と、大田悦夫さんって当時入社8年目くらいのピッチャーが先発で投げて勝っているんですよね

―そのときの再現をJFE東日本で狙っていると

須田:はい、本気です。今年は本当に優勝を狙っています。良い新人も入ってきましたし、個々の戦力で言ったらトップクラスの企業チームだと自分は思っています。

ただ、まだ組織力が足りない。みんなでひとつの束になって、相手に向かって行けるかと言ったら、まだ違うことをやっている選手がいて、ちょっとまとまっているかなってくらいだと思っています。

だから、まだ一気にガッと攻めていけない。攻め立てたいときこそ、本当は冷静に戦わなければいけないんですけど、ちょっと力んじゃったり、緊張しちゃったり、それでボール球に手を出してしまったりとかして、ピッチャーも決めなきゃいけないときに、ど真ん中にシュート回転の甘い球を投げてしまうとかあるので…。

もっとチームがひとつになって、互いを助け合えるような安心感をチームで持てなきゃダメなんだと思っています

―「力まなくてもいいよ。後ろに俺たちがいるから、取られたら取り返すから」っていう安心感ですね

須田:そうです。そこから俺が決めてやるって選手が出てくるのが理想です。誰かが決めてくれるだろう、ではないんですよね。技術だけじゃなくて、精神的な部分も伝えようと思って今やっています

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